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ドル/円、142円台で強含みの展開...今夜は材料不足で方向感出にくいか?(NY市場の見通し)

ドル/円、142円台で強含みの展開...今夜は材料不足で方向感出にくいか?

東京市場のドル/円は、強含みの展開。仲値公示にかけて141.52円前後まで弱含みましたが、その後は日本株が持ち直す中でドル買い・円売りが強まると午後には142.29円前後まで反発しました。欧州市場に入ると、米長期金利の上昇に伴いドル買いがさらに加速しドル/円は142.41円前後まで上値を拡大しています。

今夜は、☆マークの重要イベントはありません。NY市場ではボスティック米アトランタ連銀総裁とボウマンFRB理事の講演が予定されていますが、先週4日の米7月雇用統計後にボスティック氏は「労働市場は減速しつつある。追加利上げは必要ない」と述べた一方、ボウマン氏は「インフレ率を目標の2%まで低下させるには、追加利上げが必要になる公算が大きい」と正反対の主張を行いました。今夜もそれぞれ同様の発言内容であればドル/円相場の手掛かり材料にはなりにくいでしょう。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、141.50円台で下げ止まると10日移動平均線を下値支持に142円台まで持ち直しています。10・20・80日線が上向きとなる中で、RSIが50ラインから反発し上昇していることから足元では上昇バイアスが強まっています。

ドル円 15分足チャート

この後の経済イベント

8/7(月)
21:30 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
21:30 ボウマンFRB理事講演
25:00 ピルMPC委員講演
28:00 米6月消費者信用残高

※☆は特に注目の材料

最新の経済指標カレンダーはこちら ↓↓↓
https://www.gaitame.com/markets/calendar/

今日の注目トピック

今週の注目イベントは、10日の米7月消費者物価指数(CPI)、米新規失業保険申請件数、11日の米8月ミシガン大消費者態度指数・速報値です。特に米7月CPIは、次回9月米連邦公開市場委員会(FOMC)における利上げの有無を占ううえで注目が集まります。現時点での市場予想は前年比+3.3%と前回(+3.0%)から伸びが加速すると見られています。コア前年比については+4.8%と前回(+4.8%)から変わらないとの見通しです。先週4日の米7月平均時給の結果から賃金が高止まりしており、インフレの鎮静化に時間がかかるとの見方もある中で、米CPIの伸びが再び加速すると9月FOMCでの追加利上げ期待が高まりそうです。

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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