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ドル/円、158円台前半へ急落する場面も…イラン情勢の停戦延長期待と日銀利上げ期待の後退(今夜のFX予想)2026/4/16 #外為ドキッ

短期トレード即効チャージ ドル円

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

『最新のドル/円相場を解説』

最新のマーケット情報まとめ

<東京市場のドル円相場>
一時158円20銭台へと下落する場面があったものの、その後V字回復を見せ158円90銭台まで切り返す展開となった。ただし159円台では上値の重さが確認されており、方向感の定まりにくい値動きが続いている。

<急落の背景>
下落の背景には、大きく分けて二つの要因が挙げられる。一つ目はイラン情勢に関するものだ。米国とイランが、来週期限を迎える合意について2週間の延長を検討しているとの報道が浮上した。トランプ大統領は延長を考えていないと発言していた一方、14日には「今後2日以内にイランとの協議が行われる可能性がある」とも述べており、本日がその期限に当たることから、停戦進展への期待感がドル売りにつながった。
二つ目は日本政府側の発言だ。昨日、片山財務大臣がG7財務大臣・中央銀行総裁会議に出席し、「必要なら断固たる措置も取る」「日米で為替についてしっかり議論した」「今まで以上に緊密な連絡を取ることで一致した」と発言。本日は三村財務官も「日米で緊密に連携することで合意」と述べており、これらの発言が円買い・ドル売りを加速させ、158円20銭台への下落につながった。

<V字回復要因>
その後相場が持ち直した要因としては、まずイラン情勢の先行き不透明感がなお根強く残っており、ドル売りが限定的にとどまったことが挙げられる。加えて、片山財務大臣がG7の場で「利上げは経済に悪影響であり、現在は様子見との声が多かった」と発言したことが注目された。この発言は日銀の利上げに対する疑問を市場に広げ、円売りを誘発する材料となった。

OIS(オーバーナイト・インデックス・スワップ)が示す利上げ織り込みを見ると、4月会合については4月以降急激に低下し、足元では2割を割り込む水準まで後退している。市場の8割は今回の会合での利上げ見送りを織り込んでいる状態だ。一方、6月会合の利上げ織り込みは急上昇しており、「4月ではなく6月」との見方が強まっている。イラン情勢が経済に与える影響への不透明感も相まって、日銀は一旦様子見姿勢を取らざるを得ないとの見方が市場でのコンセンサスになりつつある。

<今夜の見通し>
現状の相場構造を整理すると、上値は介入警戒感およびイラン情勢の停戦延長期待によって抑えられている一方、下値は日銀利上げ期待の後退、原油高を背景にした円売り圧力によって支えられている。上値が重く、下値も硬いという典型的なレンジ相場の形状となっている。

本日の想定レンジは158円20銭〜159円50銭。158円20銭はサポートとして機能しやすいが、利上げ期待をさらに後退させる発言や、介入を示唆する発言が出れば再度このラインへのチャレンジもあり得る。上値については、昨日の高値159円10銭台を突破すると159円50銭あたりが次の目処となる。レンジを抜ける動きが出る場合は、新たな材料の登場が前提となるだろう。

<注目イベント>
本日の注目イベントとしては、21時30分のフィラデルフィア連銀製造業景況指数・新規失業保険申請件数、22時15分の鉱工業生産が予定されているが、相場への影響は限定的とみられる。最大の焦点は、G20財務大臣・中央銀行総裁会議後に予定される片山財務大臣および植田日銀総裁の発言内容だ。特に4月会合での利上げについて植田総裁がどのような姿勢を示すかが、市場が最も注目するポイントとなる。引き続きヘッドラインの動向に注意が必要だ。

<ドル/円チャート 15分足>

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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