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ドル/円、介入警戒感で145円が重たい…米6月ISM景況指数が突破のきっかけとなるか!?(NY市場の見通し)

ドル/円、145円に接近すると介入警戒感から上値が重い…米6月ISM景況指数が突破のきっかけとなるか!?

本日、東京市場のドル/円は底堅い展開。144.23円前後まで弱含む場面もありましたが、仲値公示にかけてドル買いが入った他、日本株の大幅高を受けて円が売られると144.69円前後まで持ち直しました。その後は伸び悩んだものの144.30円台で下げ渋っており、下値は限られました。

15時前後から再びドル買いに傾き、米債利回りが上昇したことも後押しとなり144.89円前後まで上値を拡大しました。しかし、145円付近では上値が重く144.50円台まで押し戻されました。

今夜は、米6月ISM製造業景況指数に注目が集まります。市場予想は47.2と前回(46.9)から小幅に上昇すると見られています。前回大幅に低下したインフレ動向に関係する構成指数の「支払価格(仕入れ価格)」にも目配りが必要でしょう。他方で米政府が本邦当局のドル売り・円買い介入の是非について日本政府と調整に入っているとのことです。そのため、ドル/円が145円に近づけば介入警戒感が高まる可能性があります。なお、NY午後は明日の米独立記念日を前に株式・債券市場が休場(短縮取引)となります。為替市場の動意も薄れそうです。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、10・20・80日移動平均線が上向きを維持していることなどから上昇基調は継続していると見ることができます。先週末に145円を突破しましたが、すぐに押し戻されており、その後は145円を前に伸び悩む展開が続いています。足元では、上値が重い状況ですが下値が底堅く方向感を模索する動きとなっています。144円台でのレンジ相場となるか再度145円突破をトライしてくるかに注目です。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

7/3(月)
22:45 米6月製造業PMI・改定値
23:00☆米6月ISM製造業景況指数
23:00 米5月建設支出
24:00 メキシコ6月製造業PMI
※☆は特に注目の材料

最新の経済指標カレンダーはこちら ↓↓↓
https://www.gaitame.com/markets/calendar/

今日の注目トピック

本日、トルコリラ/円が5.486円前後の最安値を更新しました。トルコリラは依然として売り優勢の状況が続いています。6月にトルコ中銀は6.50%利上げを行い政策金利を15.00%に引き上げましたが市場予想21.00%を大幅に下回る結果となったことからトルコリラ売りが再開しました。そうした中で、7月5日には6月消費者物価指数(CPI)が発表されます。市場予想は前年比38.90%と前回(39.59%)から僅かに鈍化する予想となっています。トルコのインフレが高止まり、もしくは加速するようだと7月20日の会合で再び大幅利上げの可能性が浮上します。一部では、年内に政策金利を30.0%まで引き上げるとの予想もある中でトルコリラの下落を食い止めることができるのか引き続き注目が集まります。

トルコリラ円 日足チャート

uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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