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ドル/円、143円台の上値が重い・・・政府による円安けん制が相次ぎ為替介入警戒感が高まる(NY市場の見通し)

ドル/円、143円台の上値が重い・・・政府による円安けん制が相次ぎ為替介入警戒感が高まる

本日、東京市場のドル/円は、上値の重い展開。早朝に神田財務官が「行き過ぎた動きには適切に対応したい」「足元の動きは急速」などと円安をけん制したことから一時143.23円前後まで弱含みました。その後は反発する場面も見られましたが、143円台後半の上値は重く、午後には再び143.30円台まで押し戻されました。

欧州市場に入ると松野官房長官が「足元では急速で一方的な動きも見られる」「高い緊張感を持って注視し、行き過ぎた動きには適切に対応」と円安をけん制したことや、時間外の米金利が低下したことを受けてドル/円は142.93円前後まで軟化しました。しかし、142円台は底堅いようですぐに切り返して143.20円台まで持ち直しています。

このところ円安基調が続いており、ドル/円の次のチャートポイントは145円くらいしか見当たりません。ただし、145円台は昨年9月に本邦当局が円買い介入を実施した水準です。ここからは上伸期待と介入警戒が入り混じる中で、やや不安定な値動きが予想されます。なお、今夜についてはドル/円に直接影響する重要イベントは予定されていません。米債市場の金利動向を睨んだ動きになりそうです。欧米株式市場の展開やクロス円の値動きにも注目しましょう。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

6/26(月)
26:00 米2年債入札(420億ドル)
26:30☆ラガルドECB総裁講演
※☆は特に注目の材料

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今日の注目トピック

足元の円安基調が強まる中で政府による円安けん制発言が相次いでおり、市場では為替介入への警戒感が高まっています。昨年の為替介入前の動きを参考にすると、今後「あらゆる手段を排除しない」や「いつでもやる用意がある」などと為替当局者から強く円安をけん制する発言が出てくるといつ介入が入ってもおかしくない状況となりえそうです。 昨年は3度の円買い介入が実施されています。
・9月22日(木) 2兆8382億円(ドル売り・円買い)
 >高値145.906円 安値140.347円
・10月21日(金) 5兆6202億円(ドル売り・円買い)
 >高値151.942円 安値146.159円
・10月24日(月) 7296億円(ドル売り・円買い)
 >高値149.695円 安値145.449円

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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