この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を３分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル/円発射台へ 需給ギャップ縮小⁉－米国３月雇用統計
動画要旨
米国３月雇用統計
4月7日、21時30分に米国の3月雇用統計が発表されます。この指標は米労働省が調査した雇用情勢データで、金融当局者が重視する指標とあって投資家の関心も高いです。特に注目度が高いのは、農業部門を除いた産業で働く雇用者数の伸びを示す、非農業部部門雇用者数、NFPですが、足許ではインフレ動向の観点から時間給にも注目が集まっています。
米国３月雇用統計を見る上でのポイントは3つ
1つ目は、2月NFPは31.1万人増と市場予想を上回り、人手不足が継続していることを示唆する結果となりました。ただ、失業率が3.6％へ悪化したほか、時間給の前月比も0.2％へ伸びが鈍化するなど労働需給のひっ迫懸念は和らぎました。
2つ目は、新規失業保険申請件数は約20万件、失業保険継続受給者数は約170万件と歴史的な低水準で推移しています。しかし、米中堅銀行の破綻以降、発表された雇用関連指標は弱さが目立ち、急速にそのモメンタムは低下している可能性があります。
3つ目は、賃金動向は良くても悪くても売り材料視される可能性があります。賃金インフレが加速した場合、米国のハードランディングが意識されドル売り・円買いの材料にされる危険があります。逆に賃金インフレが鈍化した場合は、FRBの早期利下げ観測を通じて米ドル売りの材料と捉えられる危険もあります。何れにしても時間給の結果はドル円の下押し材料になりやすそうです。
ドル/円の反応
米国３月雇用統計
TEAMハロンズとしては、労働市場の鈍化ペース加速を示す指標結果が示されるとの思いから、指標発表直後の米ドル/円は下向きに反応するのではないかと考えています。また、逆に動いたとしても、市場の年内利下げ見通しが強いため、ドル円の戻しは限定され次第に上値を切り下げて行くのではないでしょうか。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年4月6日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」（動画）、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X（Twitter）アカウントTEAMハロンズ（＠TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21：00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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