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豪ドル/円 今日の見通し「ECBは利上げを実施、さてFOMCは…?警戒感が豪ドルの上値を抑える」2023/3/17

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・WTI原油価格は反発。欧米の金融システムへの不安が若干和らいだことで原油に買い戻しが入った。終値は前日比+0.74ドルの1バレル=68.35ドル(3月16日)。

・豪2月雇用統計は、雇用者数は市場予想(5万人増)を上回る6.46万人の増加となったほか、前月分も上方修正された。失業率は3.5%、労働参加率は66.6%とともに前月から改善した(3月16日)。

・3月7日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.60%とした。声明は前月から比べるとタカ派度合いが弱まった。

・3月1日に発表された、豪1月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+7.4%となり、前月(+8.4%)からインフレは鈍化した。

今日のメインシナリオは

ECBは利上げを実施、さてFOMCは…?警戒感が豪ドルの上値を抑える

本日は豪州の経済指標発表は予定されていない。
昨日発表された豪雇用統計は、豪州の経済指標の中では注目度が高かったが、結果に対する市場の反応はほとんどなかった。現在の市場の関心は、欧米金融システム不安であり、それに伴う米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)の金融政策の行方となっているためだ。
昨日ECBは0.50%利上げを実施し、インフレ抑制を優先する姿勢を示した。これを受けて市場は、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)でFRBもこの動きに追随して0.25%利上げを実施するとの見方を強めている。欧米の金融引き締めが続くことによって、金融システムへの不安が燻り続ける。リスクマインドに敏感な豪ドルの上値は重そうだ。

この先の個別相場変動

■FRBの利上げ観測が強まる
⇒米金融システムへの不安が高まる
⇒警戒感からリスクオンにはなれない
⇒豪ドルの上値は限定的

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

世界的な株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは曇り空に雨がぱらつく。3時に豪ドル/円のMACDで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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