この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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米ドル、スタート台へ 新規受注と雇用が相反-米国2月ISM非製造業景況指数
動画要旨
米国2月ISM非製造業景況指数
3月3日、24時に米国で2月ISM非製造業景況指数が発表されます。
この指標は、ISM(米供給管理協会)が、370以上の企業の購買担当者にアンケート調査した結果をまとめたもので、50以上が景気拡大、50以下が景気縮小と判断します。受注、在庫、雇用、価格など10項目について、「良くなっている、同じ、悪くなっている」の3択で答えてもらいます。また、サブ指標の雇用指数は雇用統計の先行的なデータになるとの意味合いから、その強弱が注目されます。
米国2月ISM非製造業景況指数を見る上でのポイントは3つ
1つ目は、1月は55.2と昨年12月の49.2から大きく改善しました。ただ、悪天候の影響を受けた12月分の数字を無視すれば、昨年の10・11月と概ね同じレベルと理解でき、米国のサービス産業の基調は緩慢な拡大が続いていると言えそうです。
2つ目は、業種別では財からサービスへ需要が移る中で対面サービスが好調だった一方、住宅ローン金利の上昇から建設業は低迷しました。この点は雇用統計のデータからも判断できます。
ここでは、建設業、娯楽・宿泊、教育・ヘルスケアの各月の雇用者数の増加幅の前年比を示していますが、これを見ると建設業の伸びが抑えられている一方で、対面サービスの分野は底堅い伸びを維持しています。
3つ目は、2月28日に発表された2月のアメリカの消費者信頼感指数は予想以上に低下し、今後の内需への不透明感が意識され始めています。調査では、雇用情勢について楽観的な見方が示された一方で、大型家電や住宅などの購入計画が後退したほか、旅行への意欲も落ちていることが明らかになっています。
ドル/円の反応
米国2月ISM非製造業景況指数
TEAMハロンズとしては、雇用のミスマッチの解消が遅れている点で雇用指数は底堅いと考えますが、前月の新規受注は大きく落ち込んだ12月の反動が相当に含まれていたとの思いから今月は鈍化すると見て、発表直後は下向きの反応と考えています。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年3月2日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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