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ドル円一時135円台前半 今夜の米指標と要人発言に注目

ドル円一時135円台前半 米長期金利の変動など受け乱高下

1日のドル円は、午前に136円台半ば付近まで上昇後、夜には135円台前半まで反落しましたが、本日にかけて136円台前半まで持ち直すなど乱高下しました。

1日午前、ドル円は前日の急落からの反動で買いが進み、136円台半ば付近まで上昇しました。しかし買いが一巡すると伸び悩み、米長期金利の低下や、欧州通貨や人民元に対してドルが全面安となったことなどを背景にドル売りに転じ、21時頃には135円台前半まで下落しました。

その後米長期金利が上昇に転じておよそ4ヶ月ぶりの高水準となったことや、米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁による利上げに積極的な発言を受けて上昇し、24時過ぎには136円台前半まで持ち直しました。24時に発表された米2月ISM製造業景況指数が予想を下回ったものの根強いインフレを示す結果となったことも、ドル買い材料となりました。

ドル円来週にかけて動意鈍るか 今夜の米指標と要人発言に注目

1日のドル円は米長期金利の変動やFRB高官の発言、米指標などを受けて乱高下する展開となりました。注目されていた米2月ISM製造業景況指数は予想を下回ったものの、項目別で見ると仕入れ価格指数が上昇するなどインフレの根強さを示唆する結果となりました。

米FRBの利上げ長期化観測が強まる中、ドル円は底堅い展開が見込まれますが、来週に日銀の金融政策決定会合やその後の黒田総裁による会見、米2月雇用統計といった重要イベントが控えていることから、徐々に動きが鈍くなることも予想されます。

本日はアメリカの失業保険に関する指標の発表とウォラーFRB理事の講演が注目イベントとなっており、来週の雇用統計を前に雇用関連指標でどのようなデータが示されるのか、注目が集まります。

 
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