この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を３分でわかりやすく解説する番組です。
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円安圧力ガス抜き、供給網改善で安堵感－米国10月卸売物価指数（ＰＰＩ）
動画要旨
【米国10月卸売物価指数（ＰＰＩ）】
11月15日、22時30分にアメリカの10月卸売物価指数、ＰＰＩが発表されます。米労働省が発表する指標で、国内生産者が販売する商品やサービスの価格変動を示す指標です。物価変動に対して、消費者物価指数よりも早く反応すると言われ、物価の先行指標として、市場関係者は注目しています。
【米国10月卸売物価指数（ＰＰＩ）を見る上でのポイントは3つ】
1つ目は、9月総合は前年比で8.5％上昇となりましたが、8月の8.7％からは伸びが鈍化しました。内訳では、サービスの「運輸・倉庫」項目が0.2％低下するなど、サプライチェーンの目詰まり解消が進んでいる様子がうかがえ、生産者レベルでは財への価格上昇ペースに歯止めがかかっている感じです。
2つ目は、サービスの「その他」項目に関する事項で、消費者金融、ポートフォリオ・マネジメント、入院患者診療のコストは上昇し、生産者レベルでの物価圧力緩和は、まだ上流の部分に留まっている様子です。
3つ目は、ディーゼル燃料、家庭用天然ガス、家庭用暖房油が上昇しており、冬場の暖房需要が今後、本格化する中で、エネルギー価格は低下しづらくなりつつあるかもしれません。
これらの点を踏まえると、消費者に近いところの物価上昇圧力が鈍化すれば、FRBの引き締めサイクル休止も見えてきますが、逆に、この部分のインフレ後退が思い通りに進まないようなら、FRBは引き締めの手を緩めることはできないでしょう。
【結果とドル/円の反応】
米国10月卸売物価指数（ＰＰＩ）
TEAMハロンズとしては、石油製品価格の上昇など、インフレ圧力はくすぶっているものの、消費者物価指数の低下から、③をメインシナリオと考えています。
※この文章は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」（動画）、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X（Twitter）アカウントTEAMハロンズ（＠TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21：00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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