読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX/為替予想「メキシコペソの重石になるのは世界経済成長率予想の下方修正。大幅利上げは継続する見通し」FXつみたて通信 メキシコペソ/円編 2022年10月12日

f:id:gaitamesk:20211230105742j:plain

買いどき?指数はメキシコペソの上昇・下落のパワーを視覚化したものです。ミニマム(MIN)はポジション保有は慎重に、マックス(MAX)はポジション保有の好機、を表しています。現況のマーケットを俯瞰しての分析であり、投資の判断はご自身でおこなっていただけます様、お願いいたします。

高金利通貨であるメキシコペソについて、中長期にわたり買いポジションを保有する視点で、現在を分析します。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka

メキシコペソ/円 上昇・下落のパワーバランス

メキシコペソ/円をトレードするうえで重要となる経済指標やイベントを個別に点検します。

メキシコの失業率は5カ月連続悪化中

8月の失業率は3.53%へ悪化。3月に2.97%とコロナ禍前の2020年3月以来の水準まで改善したが、その後は5カ月連続で悪化している。

メキシコ中銀は大幅利上げを継続すると予想されている

メキシコ中銀は9月30日に0.75%の利上げを実施した。0.75%利上げは3会合連続。2021年6月以降11会合連続で合計5.25%の利上げを実施し政策金利は現在9.25%。今後も大幅な利上げが続くと市場は予想している。

メキシコのインフレ率は高止まりしている

10月7日に発表されたメキシコの9月消費者物価指数(CPI)は前年比+8.70%となり、前月からインフレは高止まりとなった。インフレ圧力に鈍化の兆しはまだ見えていない。

IMFが2023年の成長率予想を下方修正。資源国通貨メキシコペソにとってはネガティブ要因

10月11日に国際通貨基金(IMF)が世界経済見通し(WEO)で2023年の世界の成長率予測を下方修正した通り、世界的な経済減速懸念は根強い。資源国のメキシコから見ると資源価格の下落はマイナス材料。メキシコは隣国の米国との経済的な繫がりが強いため、米国の景気動向を表す経済指標には注意が必要。米国の経済減速懸念が強まるとメキシコペソには売り圧力がかかりそうだ。

パワーバランス まとめ

メキシコ中銀は政策金利を9.25%まで利上げした。9月のCPIが8.70%と依然として高水準だが、実質金利(政策金利ーインフレ率:9.25-8.70)は再びプラス圏に戻った。失業率が徐々に悪化していることや、インフレの伸びが止まらないことがメキシコ経済への重石となる。資源国通貨という観点から見ると、IMFが世界の成長率予測を下方修正するなど、欧州をはじめとした世界経済の減速懸念はメキシコペソにとってネガティブな材料となる。

メキシコペソ/円、いまが買いどき?

メキシコペソ/円の買いどき指数は60%

国内の高インフレからメキシコ中銀は利上げサイクルを継続。上伸するインフレ率を背景に3会合連続で合計2.25%もの大幅利上げを実施。失業率は今年3月に2020年3月以来の水準まで低下したが、その後は5カ月連続でじりじりと上昇している。警戒点は、世界の主要国がこぞって利上げ(金融引き締め)を実施していることによる世界経済の減速。IMFが世界経済の成長率を下方修正したことは、資源国通貨であるメキシコペソにとってはネガティブ要因となる。

買いどき?指数はメキシコペソの上昇・下落のパワーを視覚化したものです。ミニマム(MIN)はポジション保有は慎重に、マックス(MAX)はポジション保有の好機、を表しています。現況のマーケットを俯瞰しての分析であり、投資の判断はご自身でおこなっていただけます様、お願いいたします。

 

経済指標予定

10月12日 20:00 メキシコ8月鉱工業生産
10月13日 23:00 メキシコ中銀金融政策会合・議事要旨公表
10月21日 20:00 メキシコ8月小売売上高

関連レポート

www.gaitame.com

www.gaitame.com

www.gaitame.com

 

NEW!!スワップポイント自動振替│初心者にもわかるFX積立(外貨積立)投資 | 外為どっとコムのFX積立

メキシコペソ/円 為替チャート・FXチャート 

FX積立│初心者にもわかるFX積立(外貨積立)投資 | 外為どっとコムのFX積立

NEW!! スワップポイント30%増額キャンペーン | 外為どっとコムのFX

 

店頭FX(外国為替保証金取引)における新興国通貨取引のリスクについて
当社取扱通貨のうち、いわゆる新興国通貨に分類されるトルコリラ・南アフリカランドおよびメキシコペソ(MXN)はインターバンク(銀行間為替市場)における流動性が主要国通貨に比べ相対的に低く、経済指標発表のみならず金融政策変更やその他政治的要因、さらには地政学的リスク等の要因による突発的な相場急変動が起こりやすい環境下にございます。また、こうした急変動時には実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ大幅に拡大する傾向にあり、その場合には当社でもやむなく提示スプレッドを一時的に拡大することがございます。あわせて、相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更する場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。これら新興国通貨のお取引、およびこれらを対象とするキャンペーンへのご参加に際しては、以上につきあらかじめご留意のうえ、ポジション保有時、特に法人会員様の高レバレッジ取引における口座管理には十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。以上の新興国通貨それぞれのリスク、および直近時点でのリスクレポートにつきましては、こちらのページをご参照願います。
新興国通貨が高金利である理由について
新興国に分類される国々は概して政治リスクや財政リスクが先進国よりも高く、したがってその経済的信用度は相対的に低い水準にあります。こうした条件下では海外投資家の資金を呼び寄せられず、経済発展の支障となるため、金利を上げたり税金を安くしたりすることで、信用度の低さを補いうる投資環境を構築しようとします。そのため新興国通貨は一般に先進国通貨よりも高金利となる傾向にありますが、前述したように各種リスクが高い水準にあることから、長期的には先進国通貨に比べて価値が下がる(=通貨が下落する)条件を備えているともいえます。
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。