読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX/為替予想「ペソ/円は7年ぶり高値更新なるか!?カギは『OPECプラス』と『CPI』の2つ!」注目の高金利通貨 メキシコペソ/円 10月5日号

f:id:gaitamesk:20190821093810p:plain

執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

メキシコペソ/円(4時間足)

MXN/JPY 4時間足
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

直近1週間のポイント

・メキシコ中銀の政策金利は過去最高の9.25%へ
・中銀は追加利上げも示唆
・ドル高一服、原油高、株高もペソを支援

足元のメキシコペソ/円は7.20円台を回復

メキシコ中銀は29日、大方の予想通りに政策金利を8.50%から9.25%に引き上げました
75bp(0.75%ポイント)の利上げは3会合連続で、政策金利の水準は過去最高となりました。
中銀は10-12月期のインフレが高止まりするとの予想を示した上で「実勢に基づき、次回の政策決定に向けて政策金利の引き上げ幅を評価する」として追加利上げの可能性を示唆
高金利通貨としてペソを選好する動きが強まりました
10月に入りドル高が一服していることもペソを押し上げています。
4日の海外市場では原油高・株高を好感して9月22日以来の7.251円前後まで上昇する場面もありました。

注目ポイントはOPECプラスとCPI

5日に行われる石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚級会合では、最大で日量200万バレル規模の大幅な減産を検討している模様です。
NY原油先物(WTI)はOPECプラスの減産観測で70ドル台半ばから80ドル台半ばへと切り返しています。
原油価格が会合後も上昇基調を維持できるかが、産油国通貨であるペソの動きを左右しそうです。
そのほか、7日にはメキシコ9月消費者物価指数(CPI)が発表される予定で、前年比+8.75%へ小幅ながらも加速すると予想されています。
原油高基調が続き、CPIの高止まりで市場の追加利上げ期待がさらに高まるようなら、ペソ/円は9月22日に付けた7年ぶり高値の7.294円前後を目指して続伸しそうです。

来週までのメキシコペソ/円の見通し

予想レンジ
7.100~7.350円
基調
底堅い

来週までの注目ポイント

☆10/5 OPECプラス閣僚級会合
☆原油価格
・10/7 メキシコ9月消費者物価指数

「為替チャート|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。