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FX/為替予想「ドル/円の高値を(割り切って)考える!今晩のPPIから動き出す!? 」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2022年10月12日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

明日は米9月消費者物価指数(CPI)が発表されますが、今晩は米9月PPIが先行して発表されます。
卸売物価指数、生産者物価指数と呼ばれ、企業側の物価水準を示す指標になります。
基本的にはPPIが落ち着きますと、3−6カ月遅れてCPIにも反映されていきますので、内容次第では明日より今日のほうが動くかも?しれません。

米9月生産者物価指数(PPI)

個人的に注目しておりますのが、前月比ベースでの市場予想+0.2%です。
原油価格の下落の影響ももう少し強いと感じておりますので、ここの予想は少し下回るのではないかと個人的には考えております。
またPPIは今年6−8月と3カ月連続下落基調にあり、前年同月比ベースで+8.4%と市場予想通りでも十分低下傾向にあります。
このあたりの数字が市場予想通りレベルですと、市場に安心感が広がりそうです。
市場予想以下ですと、ドル買いに繋がりにくい印象です。
仮に前月比ベースでも前年同月比ベースでも下回ることがあるならば、明日のCPIも低下傾向!?と期待が先行するでしょうから、ドル売り、株買いになると感じます。

現在マーケットは誰が考えてもドル買い方向で考えておりますし、筆者もどのように考えても、ドル買い要素しかないと考えております。
しかしながら、この思想が蔓延している状況こそ、マーケットはわずかな材料で逆方向に大きく動きやすいものです。
その瞬間を狙ったトレードを本日より狙っていこうと考えている次第です。

目次

▼ドル/円の高値はどこだ!?
▼もう一つの逆張りポイント

ドル/円の高値はどこだ!?

USD/JPY 1時間足
出所:TradingView

ドル/円の1時間足です。本日は、フィボナッチ・エクステンション分析で入ります。
10月に入り、145.30円付近から143.50円付近まで一度調整しました。
ここの下落幅からフィボナッチ・エクステンションを引いてみますと、127.2%の水準が146.40円付近になります。
2015年頃もそうでしたが、ドル/円が120-125円で推移をして新高値を更新している際、少し高値を切り上げては戻して、また少し切り上げては戻しの繰り返し相場だった記憶があります。
その際、フィボナッチ・エクステンションが良く効いており、どこかの押し目の一辺に対して127.2%か161.8%戻しがよく機能していた場面が散見されました。

また直近140円超えてからのエクステンションも比較的このフィボナッチ・エクステンションの数値に近いポイントで反落していたため、今週後半はそのケースを狙って思い切った逆張りトレードを狙ってみようと考えた次第です。
滅多にやりませんが、市場全体的な見方と真逆を基本的にやりたい派なので、今回はその大衆心理の逆をこのタイミングで突いてみようと思います。

もう一つの逆張りポイント

USD/JPY 4時間足
出所:TradingView

もう一つの逆張り売りポイントです。ドル/円の4時間足で見てゆきましょう。
先月の介入時の急落からの上昇を算出しますと、127.2%戻しのプライスが147.42近辺と計算できます。
この上には1998年の高値147.65となり、ここを超えますと、1990年以来の高値圏に突入します。
次のターゲットは160円となるでしょう。
その前にそこまで簡単につけてはくれないでしょうし、ショートカバーもそこまで存在していないでしょうから、上値は重い展開が予想されます。
さすがに1990年ぶりの高値圏ならば、口先介入や2回目の為替介入が入ってもおかしくない水準です。それらをバックに1度や2度の逆張りは十分有効かと考えます。
今朝(10月12日)146円を超えても大きなショートカバーを起こすことなくジリジリ上昇しました。同じく、ここからの急騰はなかなか考えにくいので戻り売りは比較的安全かもしれません。

あくまで短期的ですが、「PPIやCPIの低下→政策金利引き締め速度の減速?」も多少なりとも意識されるでしょうから、それらのドル強気ポジションや株の弱気ポジションのショートカバーを期待したトレードを狙う前提といたします。
今週後半に関しては、珍しく思い切った逆張りトレードにトライしようと考えております、ご参考まで。

【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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