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ドル円の上昇に負荷?ISM指数を追えるのか-米国9月購買担当者景気指数(PMI)
動画要旨
【米国9月購買担当者景気指数(PMI)】
9月23日、22時45分に米国の9月購買担当者景気指数、PMIが発表されます。第3・四半期の経済指標は直近で幾分ポジティブなため、短期的なリセッションリスクは高まっていません。
しかし、FRBの積極的な利上げ継続観測から、今後の需要鈍化も避けられそうになく、足許の企業景活動がどのような状態なのか注目されます。
【米国9月購買担当者景気指数(PMI)を見る上でのポイントは3つ】
1つ目は、8月はサービス業の鈍化が進み、総合は44.6と7月の47.7から低下しました。米供給管理協会、ISMが調査する企業景況感が改善傾向を示したのとは、対照的でした。
2つ目は、企業マインドの改善が一部にとどまっている可能性。
購買者担当景気指数は、大企業中心の調査であるISM景気指数とは違い、民間中小企業も調査対象に含まれます。
そのため、ISM調査よりも米国経済の実態に沿った指標と言われており、8月の結果は、需要鈍化、金利上昇の影響を企業側が完全に吸収し切れていない様子を表していると言えそうです。
3つ目は、改善のカギは中小サービス業。
8月のISM非製造業景況指数では新規受注の改善で、消費者の需要の力強さが窺えましたが、その流れが中小サービス業へと広がっているのか注目されます。ただ、インフレ高止まりやサプライチェーンの混乱で売り上げが伸ばしづらい環境から、ビジネス環境は万全とは言えそうにありません。
【結果とドル/円の反応】
米国9月サービス業購買担当者景気指数(PMI)
TEAMハロンズとしては、大企業における改善のほか、消費者信頼感の改善が支えとなる一方で、借入コスト上昇や、支出が緩やかな伸びにとどまっていることを踏まえ、③をメインシナリオと考えています。
※この文章は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
本日のYoutube配信URL(21:00開始)
円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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