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FX/為替予想「みんなの予想が当たると、オーバーシュートする説。ドル円150円到達は、もはやノルマか?」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2022年9月7日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

為替トレードは12年ほどやっておりますが、市場予想が当たると、決まってオーバーシュートすることがつきものです。
本日午前中はドル/円が24年ぶりの高値を更新中のため、短期の時間足分析をしていたところ、らちがあかなくなったので、長期分析のお話をしたいと思います(笑)

目次

▼ドル/円はアベノミクス時も想定外の上昇を演じた。
▼147.65円と150円オプションを意識する展開か
▼スイス/円の買いもあり!?

ドル/円はアベノミクス時も想定外の上昇を演じた。

アベノミクス時もそうなのですが、市場参加者の予想を全て当てた時、マーケットは想定外にオーバーシュートします。
当時、アベノミクスが始まった当初、2年近くも全く動かなかった75-85円レンジをブレイクした時に100円や105円説が飛び交いました。
結果的には120円も超えて125円まで到達します。当時、この予想を当てたれた人は皆無でした。日経平均の予想も上昇を予想したアナリストは全員正解だったのですが、当たったとは言い切れないほど、高くオーバーシュートしたものです。

さて、今年春先、ドル/円は120-124円で推移したころ、「今年の高値は135円」説が最も多くなり、一部過激予想では「150円」説まで飛び出しました。
それ以上の高値を予想している人は今の所見ていないのですが、その過激な予想に徐々に近づいてきました。
150円まで残すところ6.5円です。(執筆時)
もしも仮に今月中にあっさり追い込むこととなると、誰もが想像していなかった事態に発展すると考えます。
それらを月足ベースで見ていきましょう。

147.65円と150円オプションを意識する展開か

USD/JPY 月足
出所:Tradingview ドル円月足チャート

こちらはICEの超長期チャート月足です。
現在、1998年の147.65円を目指して上昇中でしょうか。
150円までのレジスタンスラインは145円、147.65円、150円しかありません。
この調子ですと150円のオプションも多く買われているように感じます、マーケットは一度、この水準を目指すようにも感じます。
月足でRCI分析をすることはあまりありませんが、RCI26(水色)はまだ最近+80ラインを超えて天井圏に突っ込んだばかりです。
上昇の勢いがもう数ヶ月続く形状をしているので、しばらくは買いポジションキープ、そろそろスワップ金利が美味しい時代に突入しますので、インフレヘッジ手段としてFXトレードを活用するものありではないでしょうか。

またそろそろ日本政府から口先介入が入る頃でしょうが、125円時の時もそうでしが、多少急落しても、すぐに値が戻ると考えます。
よって、そういった類の口先介入はすかさず押し目買いを入れていくと良いかもしれません。142.50〜の浅い押し目からでも買い下がる、リスク管理で拾っていくと良いのではないでしょうか。
マーケットは明らかに薄く、オプショントレーダーにとっては非常にやりやすいマーケットになりつつあると思います。
145円のオプションはもはや通過点でしょうし、この勢いなら防衛売りもあまりないように感じます。
147円ミドルと150円まで押し上げるオプショントレーダーがドル/円を買い上げてくれる相場が続くように感じます。

スイス/円の買いもあり!?

CHF/JPY 月足
出所:Tradingview スイス円月足チャート

つづいて、ポジショントークになりますが、スイスフランにも投資をしております。
こちらは、Tradingviewでインターバンクからドル建てチャートを合成し、スイスフラン/円チャートを50年分抽出してみました。
四半期足ですが、1978年につけた159.38円が変動相場制以降、最高値だそうです。
今週のECBの利上げは確定的で市場予想は0.50-0.75%の利上げをすでに織り込んでおります。
ただ、南欧の債務問題が顕在しておりますので、やはりユーロにどうしても投資はできません。
そこで、今月SNB(スイス中銀)の金融政策発表があるスイスフランに注目をしております。
現在の政策金利は、マイナス0.25%ですが、今回は0.35-0.50%ほどの利上げが期待されており、久しぶりにマイナス金利が解除される可能性が高まっております。
世界全体が不安定な金融市場ですから、ドルともう一つ、資金を逃避させるならば、円でもユーロでもなく、スイスフランに目がいくようになると考えます。
金利がわずかにつくだけでも安全通貨として注目を集めるのではないかと予想します。
そして、サプライズで0.75%の利上げも期待できるのではないかと考えます。
理由としては、SNBは四半期に一度しか開催されません。
よって、次の会合は12月となるため、世界各国の政策金利と徐々に乖離が生まれます。
つまり、9月に大きく金利を引き上げておく可能性があり、よって、サプライズ的に0.75%の引き上げも悪くないわけです。
仮に、ECBが0.75%引き上げた場合、政策金利が1.25%となり、スイスはマイナス0.25%と、1.50%も乖離が一時的に出現します。
さらにECBは12月までにまだ2回もありますので、政策金利引き上げ機会がスイスよりも多いわけです。
よって、ECBとSNBの金利差拡大の可能性がさらにありますので、今回のSNB政策金利決定会合では、大胆な出方をする可能性が少しはあるのではないでしょうか。
SNBは意外とサプライズしてくる中央銀行なので、それに期待したいと思います。

以上、本日は少し中長期目線でのお話をいたしました。
ご参考ください。

【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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