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FX/為替見通し「米FRBの態度急変は考えづらい、米ドル/円は新たな上昇チャネルを形成中」週刊為替レポート ハロンズ ドル/円 2022年8月27日

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

目次

執筆日時 2022年8月26日 16時30分

米FRBの態度急変は考えづらい、米ドル/円は新たな上昇チャネルを形成中

8月22日週の米ドル/円は高値圏で振幅

FRBによる金利先高観と米経済成長への不安が綱引きとなり、米ドル/円は136.000円~137.000円をコアレンジとして上下に振動しました。米ファンダメンタルズでは、製造業・サービス業PMIの景況感悪化や住宅市場の減速が印象的でした。

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

金利先高観で米ドル/円の下値限定

来週は、注目の経済指標が目白押しです。8月30日に米6月住宅価格指数、同日に同8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、9月1日に同8月ISM製造業景況指数、そして2日に同8月雇用統計と続きます。これらの結果が弱ければ、FRBの利上げペース減速への期待が高まる可能性はあります。しかし、忘れていけないのはFRBの目標はあくまで物価安定ですが、特に重要なのは「長期的に前年比で2-3%の水準に抑えること」である点です。つまり、こうした目標地点から現状のインフレを見れば、どう見ても高い状態にあることは間違いありません。

米金融当局者が、繰り返しインフレ抑制の明確な証拠は見当たらないと発言しているのは、この辺りがあるからと考えれば、腑に落ちます。この私見が正しいなら、来週の経済指標の強弱によらずFRBがしばらく利上げを続け、金利の最終到達地点でしばらくの期間、金利を据え置くとの見通しは簡単に崩れそうにないように感じます。指標結果によっては、金利が低下して米ドル/円を圧迫する局面は想定されますが、それでも米ドル/円の下値はある程度限られるのではないかと考えています。

米ドル/円、134.500円付近が押し目か

3月安値114.649円を起点とするサポートラインを割れて、8月上旬に130.382円まで下げたことで上昇トレンドが終了したように思われました。しかし、そこからは持ち直し、新たな上昇チャネルを形成し始めているように感じます。日足一目均衡表の雲が頭打ちとなり、サポート力が若干緩みそうな点は不安ですが、一目転換線が推移する135.300円や、21日移動平均線が推移する134.700円付近は買い拾うポイントになりそうです。

【米ドル/円チャート 日足】

USDJPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:
USD/JPY:134.000-139.000

8/29 週のイベント:

8/30(火) 08:30 日本 7月失業率
8/30(火) 08:30 日本 7月有効求人倍率
8/30(火) 22:00 米国 6月住宅価格指数
8/30(火) 22:00 米国 4-6月期四半期住宅価格指数
8/30(火) 23:00 米国 8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
8/31(水) 08:50 日本 7月鉱工業生産・速報値
8/31(水) 21:15 米国 8月ADP雇用統計
8/31(水) 22:45 米国 8月シカゴ購買部協会景気指数
9/1(木) 08:50 日本 対外対内証券売買契約等の状況
9/1(木) 21:30 米国 4-6月期四半期非農業部門労働生産性・改定値
9/1(木) 21:30 米国 新規失業保険申請件数
9/1(木) 22:45 米国 8月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
9/1(木) 23:00 米国 8月ISM製造業景況指数
9/1(木) 23:00 米国 7月建設支出
9/2(金) 21:30 米国 8月非農業部門雇用者数変化
9/2(金) 21:30 米国 8月失業率
9/2(金) 21:30 米国 8月平均時給
9/2(金) 23:00 米国 7月製造業新規受注

一言コメント

外為どっとコム総合研究所のTEAMハロンズ(@TeamHallons) が平日毎日21時よりライブ配信しています。番組では、注目材料の紹介、テクニカル分析でエントリーポイントや利食い・損切りポイントを解説し、実際にリアルトレードも行っています。ご興味のある方は、一度、こちらにアクセスしてみてください。

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