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FX/為替予想「ドル買い相場の終わり。もはや悪材料は大方織り込み済みか?市場テーマは『リセッション』?」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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今晩はFOMCです。金利先物市場では75bpの利上げを100%織り込んでおり、そのうち25%の確率で100bpの利上げを織り込んでいる状態です。
参考:https://www.cmegroup.com/ja/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html

1.00%の利上げはサプライズとなりますので、もしそうなれば、ドル買いで反応はするでしょう。
ただし、先行きを見て行きますと、来年には利下げ議論になるのではないかという見方も一部浮上しております。
明日は米4-6月期のGDPの発表がありますが、もしもマイナスに振れる場合、2期連続でマイナス成長となりますので、リセッション入りと断定されます。
そういった意味では今晩から明日の夜にかけての重要経済指標で大きく振らされる展開が予想されます。
最終的にはリセッションを織り込みにいく形になると思いますので、ドル買い相場は一旦終えるように感じます。
今まで買われていたドル/円やクロス円も大幅に巻き戻す展開を想定しておかなければならないフェーズではないでしょうか。

目次

▼ドル/円 137円台半ばから戻り売り戦略
▼ECB政策金利0.50%引上げ、ならばスイスも0.00-0.25%か!?
▼市場テーマはリセッション

ドル/円 137円台半ばから戻り売り戦略

USD/JPY 4時間足
出所:Trading View

上記はドル/円4時間足チャートです。
従来のリスクオフ的な値動きに回帰すると予想します。
すでに139円台をつけたのに、135円台半ばまで先日反落しました。今月のCPIでも+9.1%をつけたのにも関わらず、です。おそらく全てドル高は織り込み済みなのではないかと考えます。
GDPの結果次第で、米国リセッション入り=利上げ打ち止め、ないしは来年利下げの可能性となれば、一旦は大きく調整を余儀なくされるでしょう。
短期的な大きな調整局面を狙った戻り売りを今週は考えております。
4時間足で直近の下落に対してフィボナッチを引いてみました。
現在の個人的なイメージですが、50%戻しのタイミングから戻り売りを考えております。
およそ137.50円付近からです。
また第二の売り場としては61.8%戻しの138円付近も有力でしょう。損切りは138.50-139円を意識し、ターゲット135円台を意識し戻り売り戦略を立てております。

ECB政策金利0.50%引上げ、ならばスイスも0.00-0.25%か!?

USD/CHF 4時間足出所:Trading View

つづいて、スイスフランを見て行きましょう。
経常黒字国であり、さらにリスクオフ相場に強いスイスフランです。
ドル売り相場で最も資本が集まりやすいのは、このスイスフランでしょう。
現在、資産の逃避先に選択される通貨が日本円では頼りないので、スイスフラン一択となりそうです。
もし米経済のリセッションが本物となる場合、安全資産のスイスフランに資本が殺到すると思われます。
スイス中銀の政策金利決定会合は9月に実施される予定ですが、現在のマイナス金利からプラスに転じると予想されます。
もはや金利がわずかにつくだけの安全資産なだけでもありがたいぐらいかもしれません。
欧州もイタリアの債務問題を抱えている関係上、利上げには限界があり、さらに化石燃料や輸入物価の高騰も足枷となっております。
欧州経済はまだまだこれから疲弊していくことを考えますと、欧州の資本家はスイスに資本を逃避させていくでしょう。
前置きが長くなりましたが、ドル/スイスフラン4時間足のチャート分析です。
ドル/円と同様に、フィボナッチ分析を実施します。
ドル/円よりも戻りが浅いことを考慮して、38.2%戻しの水準から売っていきたいと考えております。
0.9700の手前から戻り売り指し値注文で今週後半は対処予定です。
ストップは0.98超えに起き、0.95台を目指した同じく損小利大トレードを狙っていこうと思います。

市場テーマはリセッション

22年の下期はドルの利上げ相場から市場テーマがリセッションに移って行きそうです。
そうなりますと、各国の利上げも止まり、景気後退をそれぞれ織り込みながらの展開が予想されます。今まで買われていたものが売られ、売られていたものが買い戻されます。
矛盾しておりますが、もしかしたら緩和期待で株式市場も幾分か戻す可能性もあると思います。
ロシアがノルドストリーム1の天然ガス供給を絞ったのにも関わらず、原油価格もなぜか上値が重く、下げてきているのはそれが理由でしょう。

NY原油 日足
出所:Trading View

木曜日の米GDP次第では、そもそも経済成長停滞のため、需要が落ち込み、価格下落につながる可能性すらあるように思えます。
その場合、90ドル割れで75-80ドル方向だと考えられます。
そうなれば、インフレ率も強制的に低下しますので、よりドル円やクロス円は利上げではなく、利下げを織り込み始めるので、下落しやすいように思えます。
確率はまだ低いのですが、この値動きに期待をしたトレードが当たった場合、得られる利益は大きいでしょう。それを個人的には今週後半から狙っていく予定です。

 

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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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