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FX/為替予想「めちゃめちゃ悪かったドイツのZEW景気指標。ユーロ売り戦略が効きそう」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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ユーロ/ドルが昨晩、パリティ割れ寸前まで下落しました。
インターバンクを見ていると、0.9998-1.0000が多く、ノックアウトオプションもついたかついていないか、ノータッチオプションもついたかついていないか揉めるレベルなような気がします(笑)

今晩の米6月消費者物価指数(CPI)は、市場予想+8.8%(前年同月比)となっておりまして、商品市況がピークをとっくにつけておりますが、まだ高い水準が維持されそうです。

市場関係者の間ではCPIがもっと高い数字が出るという予想もチラホラ囁かれておりますが、ここ何ヶ月も同じスキームで市場を煽り、先に悪材料を織り込みさせておいて、結果、予想通りで発表されることが多かったと思います。あまり過度な期待は禁物でしょう。

目次

▼独・景気期待指数がギリシャショック時並み
▼ユーロと円ならば、ユーロ売りを選択

独・景気期待指数がギリシャショック時並み

主要な独経済指標の一覧
出所:各国経済指標・FX統計データ | 外為どっとコム

昨晩(7/12)発表されたドイツZEW景気期待指数は、なんと驚愕の−53.8となりました。
この悪化具合は、2011年11-12月のギリシャショック時につけていた-53.8~-55.2レベルでして、市場が予想していたよりも遥かに悪い発表となりました。
つまり、ドイツの景気事情は相当悪そうです。

【参考】2011年当時の数値
各国経済指標・FX統計データ | 外為どっとコム

これを受けて、ユーロ/ドルは下落を加速、パリティへ挑戦となったわけです。

EUR/USD

ユーロ/ドル月足チャートです。
2002年12月以来の安値圏となっておりまして、ここをブレイクしまうと、次は0.96のサポートラインまで下値拡大の余地が広がります。
ドル/円が120円を超えてあっという間に上昇していったことを思い出しますと、もしかしたら、あり得ない水準まで下落する可能性も無きにしもあらずでしょう。

ドイツの経済失速が明らかな状況になってきており、今後、購買担当者景気指数(PMI)も50を割り込むかもしれません。
ユーロは利上げしますが、利上げ回数は限定的でしょう。そしてインフレが襲い、新興国通貨のような悪循環につながりかねません。
今晩の米CPI発表後、ユーロ/ドルが織り込み済の一時反発をしたとしても、戻ったところは売り場だと考えます。

EUR/USD 4時間足

ユーロ/ドル4時間足で戻りの目処を確認していきましょう。
フィボナッチ的には、1.0100と1.0170付近は売りやすそうです。
現状、ユーロ/ドルは売りに傾いているでしょうから、CPIが事前予想よりも低く出ますと、ユーロ/ドルは一定幅戻すでしょう。
その場合、1.0170〜1.02前半で予想を出しておきます。
ただし、戻ったところは売り場。
アメリカの利上げは止まることはありませんし、ドイツを始め、欧州の経済失速はほぼ確定的です。ユーロを買う理由は今の所ありませんので、売りトレード継続で、最終的にはパリティ割れを意識しておくべきだと思います。
1.0100から打診売り、そして大きく引きつけて、上記のゾーンで売り上がり程度の戦略でイメージしております。

ユーロと円ならば、ユーロ売りを選択

EUR/JPY 4時間足

ユーロ/円4時間足です。
トレンドラインを下方向に抜け、そして明らかに下落トレンドへ入っていると思われます。
現在、下落トレンド最中の揉み合いとなっております。
最後、下方向に抜けることがあれば、135円方向に向かうのではないでしょうか。
今週、黒田総裁から再び金融緩和維持発言が出てしまい、円安方向に振れてしまったことが個人的にはマイナスでしたが、円とどちらが売られるのかと考えれば、やはりユーロなのかな、と感じます。
今後は、ユーロ/ドルとユーロ/円の同時持ちをしながら、ショート戦略がしばらく効きように思えます。
しばらくボトム圏でレンジ相場となるならば、137.90-139円が売り場となるイメージです。
先週に引き続き、ユーロの売りトレードを継続いたします。ご参考まで。


【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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