FX/為替予想「今日から欧州インフレ指標ラッシュ！ユーロ/円上昇再開なるか？」ひろぴーの実践！ＦＸトレードストラテジー

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本日より、ドイツ、フランス、欧州HICPと欧州圏のインフレ指標発表が相次ぎます。

水曜：ドイツ６月CPI　予想 +8.0％（前年同月比）
木曜：フランス6月CPI　予想 +5.7％（前年同月比）
金曜：欧州6月HICP　予想 +8.5％（前年同月比）

市場予想を上回ると、ユーロ高？と考えてしまいそうですが、そうなりますと、イタリアの長期金利が上昇し、債務問題が過熱します。
意外にも予想を下回った方が安心感からか、ユーロ高となるかもしれません。

イタリアの長期金利

6月14日に4.30％近くまで上昇したイタリアの長期国債利回りですが、再び緩やかに上昇傾向です。
イタリア経済を考慮しますと、危険水域となりますので単純なユーロ高ではなくなる可能性があります。少しずつ高値更新をはじめているものの、イタリアの長期金利の落ち着きが課題であることは間違いないと感じます。こういったポイントから、今週の欧州インフレ経済指標は要注目な訳です。

ユーロ/円はアセンディングトライングル

EUR/JPY 4時間足

ユーロ/円の４時間足チャートから分析していきます。
明らかなアセンディングトライアングルです。
144.30円がレジスタンスとなっており、今週後半のCPI指標次第で下落するか、大きくブレイクアウトするかが鍵となるでしょう。

チャートだけの形状で言えば、良好です。上方向にブレイクしやすく、次のターゲットは145円となるでしょう。オプション絡みの攻防も見られると思います。
個人的には波風立てぬ程度で、事前予想で収まるぐらいがちょうど良いと思ってます（笑）
欧州のHICPは+8.5％と予想通りの結果となれば、現在の米国のCPIとほぼ一緒になります。
しかしながら、政策金利はまだ0.00％ですから、半年後などが非常に危険な経済状況になると思います。どこかでドテン売りをしなければならないぐらいだと考えておりますので、ターゲットは145円、突き抜ければ150円で予想しておりますが、ドル/円ほど、ぐんぐん高値を更新していくイメージは前以上にはありません。
現在はユーロ/円のポジションを持っておりますが、押し目を狙うなら、143円前後、仮に今週144.30円を抜けてしまえば、レジスタンスラインがサポートラインになりますので、145円→144.30円になる前提です。よって、その際には、指値注文で対応すると良いのではないでしょうか。

ドル/円がまた少し高値を更新するパターンか？

USD/JPY 4時間足

ドル/円４時間足チャートです。
上方向で見ておりますが、6月１日から今月もよくドル/円が上昇しましたので、月末のリバランスに向けて、売りが優勢になるような気がしております。
本日、明日とロンドンフィキシングで大きな売りも出る可能性がありますから、注意が必要です。
ただし、その下がったところからは買い場ではないかと予想します。
押し目を拾っていくのであれば、天井レンジの中心線より下あたりでしょうか？
ドル/円は現在ポジションを持っておりませんが、135.50円あたりから押し目を拾っていきたい考えがあります。
または135.10円からぐらいでしょうか。
６月末は海外企業の多くは上期締めであり、日本企業も第１四半期締めです。
円買いや円売りなど、大きなオーダーが集中しやすいのが23-24時ですので、値動きにはご注意ください。
場合によっては1円上下することも珍しくないのが、期締めの月末です。
ポンド/円もユーロ/円も同じくつられ易いと思いますので、注意しながら下手に損切りは近くに置きすぎないようにご注意いただければと思います。
今週も基本的にはリスクオン前提でトレードを進めていく予定です、ご参考まで。