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FX/為替見通し「ドル/円は一時24年ぶり高値更新するも波乱含み。懐深く構えたい」週刊為替レポート ハロンズ ドル/円 2022年6月18日

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

目次

執筆日時 2022年6月17日 16時00分

ドル/円は一時24年ぶり高値更新するも波乱含み。懐深く構えたい

6月13日週のドル/円は波乱含みの展開に

前半は、主要国と日本の金融政策の温度差から、24年ぶりとなる135.578円まで上伸しました。しかし、主要国が相次いで利上げに向かう中で、日銀もこの流れに追随するのではとの思惑や、グローバル経済の失速懸念から後半は円買い戻しが旺盛となり、131.498円まで急落しました。その後は、日銀の金融政策に変更がなかったことを確認すると、安堵感からの買い戻しで134.619円まで反発しました。

ドル円は底堅い展開か

色々と日米の金融政策を巡る思惑が交錯しましたが、結果的には日米の金利差拡大を背景とした、ドル高・円安の流れへ戻っていきそうな雰囲気です。ただ、週央に、各国の製造業・サービス業購買担当者景気指数(PMI)が発表されるので、注意は必要です。これらの指標が主要国の金融引き締めでグローバル経済に対する不透明感が意識される中で、見通しに対する悲観的な結果が並べば、もう一段のリスク回避が起こる危険はあります。米国の5月のサービス業PMIは53.4まで低下し、景気判断の分かれ目である50に迫っています。

GDPの約7割を占めるサービス産業の景況感が落ち込めば、米景気後退が意識されて、アセット市場に調整が入ると共に、円高の流れが優勢になりそうです。確かに、日本との金利差に着目すれば、円キャリー取引の復活が見込まれそうな相場環境ですが、そうした動きは金融市場全体がもう少し落ち着いてからでも遅くないように感じます。現時点では先を期待し過ぎて早計に判断を下さない方が無難でしょう。

懐深く構えたい

130.966円(執筆時点)の日足一目均衡表・基準線が取りあえずサポートラインとして機能しそうで、この辺りは押し目買いの一つのポイントになりそうです。ただ、これを下抜けると、次は雲の上限である128.500-129.000円レベルまで目立ったサポートラインがありませんので、131.00円付近の買いは少額に留めて、下値できっちり拾えるように余力を残していおきたいです。

【ドル/円チャート 日足】

米ドル円チャート 日足

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:
USD/JPY:131.000-135.500

6/20週のイベント

6/21(火) 23:00 米国 5月中古住宅販売件数
6/22(水) 23:00 米国 パウエルFRB議長、上院銀行委員会で証言
6/23(木) 08:50 日本 対外対内証券売買契約等の状況
6/23(木) 21:30 米国 1-3月期四半期経常収支
6/23(木) 21:30 米国 新規失業保険申請件数
6/23(木) 22:45 米国 6月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
6/23(木) 22:45 米国 6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
6/23(木) 22:45 米国 6月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
6/23(木) 23:00 米国  パウエルFRB議長、下院金融委員会で証言
6/24(金) 08:30 日本 5月全国消費者物価指数
6/24(金) 08:50 日本 5月企業向けサービス価格指数
6/24(金) 23:00 米国 6月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
6/24(金) 23:00 米国 5月新築住宅販売件数

一言コメント

外為どっとコム総合研究所のTEAMハロンズ(@TeamHallons) が平日毎日21時よりライブ配信しています。番組では、注目材料の紹介、テクニカル分析でエントリーポイントや利食い・損切りポイントを解説し、実際にリアルトレードも行っています。ご興味のある方は、一度、こちらにアクセスしてみてください。

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