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FX「無秩序な円安ではない。介入出来ず。戦争が終わるまで小波乱続く」

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総括

FX「無秩序な円安ではない。介入出来ず。戦争が終わるまで小波乱続く」

ドル円=126-131、ユーロ円=136-141 、ユーロドル=1.06-1.11

通貨ごとの注目ポイント

*円「通貨11位(11位)、株価9位(10位)、無秩序な円安ではない。介入出来ず。戦争が終わるまで小波乱続く」
 先週は14日ぶりに陰線となった後は2日連続陽線。ただ4月20日の高値の129.404を再び上抜くことが無かった。4月下旬となったので月末の輸出は散発しよう。
さてG20財務相中銀総裁会議、日米財務相会談あたりの日本の財務省、日銀の為替、金利についてのコメントやその報道で市場も振られることがあった。
日銀としては責務の物価目標2%を目の前にして緩和姿勢を崩すことはないだろう。2%で安定すれば別の話だ。日銀は為替を管轄していないが円安のほうが2%へ近づくと考えている。為替担当の財務省はガソリンや食料品価格の上昇で国民が政治家に不満を言い、政治家が財務省に不満をいうのでプレッシャーはある。出来れば国民から不満が出ない円高になって欲しいところだが、貿易赤字であり、IMFCを通じて円安を求めていたところもあり、円買い介入は難しい。円相場も無秩序な動きでもない。物価上昇の要因は円安よりも原材料高なので財務省も手を出せない。口先介入を続けるしかない。ただ価格上昇による国民負担の増加より3兆ドルの日本の対外純資産が10円円安になるメリットがはるかに大きい。それゆえに月例経済報告でも景気判断を上方修正した。国民の不満をなだめながら口先介入を続けるしかない。
米系証券はインフレは今がピークで年末には低下するとしている。そうなれば日本の輸入も減り貿易収支も均衡し安定相場となる。先ずは戦争というかロシアのウクライナへの人権侵害を止めさせることが物価の安定、市場の安定となる。

*米ドル「通貨3位(5位)、株価(NYダウ)10位(8位)、FRB利上げ機運高まるが、米系証券はインフレ低下見通しを掲げる」
 米ドルは上昇し前週の5位から先週は豪ドルやカナダを抜いて3位に浮上した。パウエルFRB議長は、5月FOMCで政策金利を通常の2倍の0.5%引き上げることを支持する姿勢を示した。記録的な物価上昇を抑えるには金融政策を「もう少し迅速に動かすのが適切だ」と述べた。また議長は米経済は「とても強い」と強調した。強まる利上げ機運だが、株価は弱い。市場ではウクライナ紛争によるコストプッシュインフレを利上げで抑制出来るかに不安があり、株価は大幅に下げている。株価が下落する強い経済はないだろう。
 さてベージュブックが公表された。12地区連銀の経済の現況についての報告だが、為替については一言も言及がなかった。かつてはここで製造業や観光業がドル高への不満を語り、ドル安にも繋がっていたことがあったが、無記載ということで為替相場については米経済界は何も問題がないということとなっている。
 先週は資源通貨が下落したのもドル高の要因だが、それはゴールドマンサックスやBOA証券がインフレは今がピークで年末には低下するというFRBとは異なる見方を示したからだ。資源価格が下落すれば、米国のインフレも低下し、FRBの利上げシナリオに狂いが出るかもしれないが、それは米経済、世界経済にとっては良いことなのだろう。そうなれば資源安で苦しも日本の円の動きも変わってくるかもしれない。
また今週は米国1Q・GDPが発表されるが前期比年率1%成長予想と低いものとなっている。

*ユーロ「通貨10位(10位)、株価13位(13位)DAX)、ECB年内利上げ示唆。貿易赤字は継続」
 対円で140円は維持できず。ウクライナ紛争で、欧州通貨のポンド、ユーロ、スイスは弱い。ただそれよりも円が弱い。先週は、利上げの話が出たユーロが首相辞任の話まで出たポンドよりも強かったが、年初来ではほぼ同じ強さだ。ラガルドECB総裁は、年内に利上げに踏み切る可能性が高いとの認識を示した。以前は米国などと比べて金融の引き締めに慎重だったが、記録的なインフレへの対応を急ぐ必要に迫られている。量的緩和は、7月から9月の間に終える見込みで、その後、利上げの本格的な検討を行うとみられる。ただ経済成長率予測が下方修正され、インフレ率予測が上方修正される苦しさはある。
 為替需給は日本と同じように悪化。2月のユーロ圏貿易収支は76億ユーロの赤字と、4カ月連続で赤字を計上した。エネルギー価格の高騰で輸入額が急増した。前年同月は236億ユーロの黒字だった。輸入額は前年比38.8%増。輸出額は17.0%の増加にとどまった。今週は1のGDPと4月消費者物価を注目したい。GDPは前年比で21年4Qの4.6%成長を僅かに上回りそうだ。消費者物価は7.4の予想。
なお、フランス大統領選挙はマクロン大統領が再選確実となった。

*ポンド「通貨11位(9位)、株価4位(3位)、スタグフレーションに首相辞任の可能性で弱い」
 ポンド円は168.424の年初来高値をつけてから165.02まで反落して先週を終えた。高インフレでも景気悪化、首相辞任の可能性の報道などで揺れた。ベイリー英中銀総裁は、インフレ対応とリセッション回避の間で難しいかじ取りを迫られているとの認識を示した。その通り7%という高金利の中で経済指標は弱い。3月小売売上高は、前月比1.4%減と、予想の0.3%減よりも悪化した。インフレ高進で消費需要が損なわれた。4月総合PMIは57.6と、前月の60.9から低下した。高インフレとウクライナ紛争がサービス部門を圧迫した。製造部門のPMIは55.3と、前月の55.2から小幅に上昇したが、伸びの多くは受注残消化によるもので、海外からの新規受注は2020年6月以来で最も大幅に減少した。4月消費者信頼感指数はマイナス38と、世界金融危機中の2008年7月以来、過去2番目の低い水準となった。
 さらには首相官邸で新型コロナウイルス対策の規制下にパーティーが繰り返された問題で、英下院は、ジョンソン首相が議会で故意に虚偽答弁を繰り返した疑いがあるとして調査することを決めた。下院委員会に調査を命じる動議が可決された。首相が故意に下院を欺いた場合、辞任相当事案となる。英国では5月5日に地方選がある。

*豪ドル「通貨4位(3位)、株価5位(6位)、5月利上げ説も浮上。今週はカギを握る消費者物価の発表」
 対円で12週間ぶり週足陰線、対ドルでは4週連続陰線。ウクライナ紛争から始まっていた豪ドル買いも一休み。豪同様に持てる国の南ランドなども先週は下落した。その中で利上げ機運が盛り上がっている。多数は6月利上げ予想だが、5月2日説も出てきた。カギを握るのは今週発表の1Q・CPIか。予想は前年比4.6%上昇と目標の3%を大きく上回る。
 6月に利上げする理由は総選挙(5月21日)と1Q賃金指数(5月18日発表)の結果を見てからということだ。6月1日には1Q・GDPも発表されるが予想は前年比0.5%成長と弱い(21年4Qは3.4%成長)。
4月RBA理事会の議事要旨では、インフレが加速し、労働市場の引き締まりで賃金の伸びが押し上げられる中、利上げのタイミングが早まったとの認識を示した。
 さてフィッチは豪の格付けを最上級の「AAA」見通し「安定的」を確認した。財政が健全で「AAA」を維持している。S&Pもムーディーズも同様に「AAA」で[安定的」だ。
総選挙についてはニュースポールの最新世論調査によると、労働党の支持率が保守連立を53%対47%でリードしている。しかし、次期首相としての支持率はモリソン首相が44%で、アルバニージ氏の37%を上回ってリードを広げた。その野党アルバニージ党首が日、新型コロナウイルス検査で陽性になった。労働党は9年ぶりの政権返り咲きを狙っているが、選挙戦のさなかに7日間の隔離を余儀なくされることになる。

*NZドル「通貨7位(7位)、株価11位(11位)、利上げしても伸び悩むのは貿易赤字。今週も貿易収支の発表あり」
 NZドルは対円の週足で4週連続で85円半ば以上で上ヒゲが長い。対ドルでは4週連続陰線と弱い。NZ中銀は政策金利を4会合連続引き上げ2019年6月以来の水準となったがNZドルは伸び悩んだ。中銀は、「物価を安定化し、持続可能な最大限の雇用を支援するため、引き続き金融政策を引き締めることが適切だと判断した」、「高まるインフレ期待を回避し、将来の生産や為替レート、金利の不必要な変動を最小限に抑えるため、このタイミングで政策金利を大幅に引き上げることに合意した」という。さらに「大幅な利上げは、世界経済の不確実性が高まる中、今後の政策の柔軟性を高めることになる」と説明した。
 今後の経済見通しについては「新型コロナウイルスのオミクロン型変異株の感染拡大によって経済的混乱が生じているものの、家計や企業のバランスシートの強さや、政府の財政支援、好調な輸出に支えられて、NZ経済は底堅さを維持している」と強調した。ただし「労働力不足は深刻化しており、生活費の上昇は家計支出に圧力をかけている」として、消費者物価指数(CPI)は2022年上半期に7%に達するとの見通しを示した。需給的には8か月連続で貿易赤字が続いているのが懸念材料だ。農産物は豊富だがエネルギー資源が不足しているのが豪ドルに差をつけられている要因だ。復活は国境開放での観光客の増加だ。

テクニカル分析

*ドル円「14日ぶり陰線。その後連続陽線も4月20日高値も安値も抜けず小動き」
日足、14日ぶり陰線。その後連続陽線も4月20日高値も安値も抜けず小動き。4月20日-22日の上昇ラインがサポート。4月20日-22日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線上向き。
週足、7週連続陽線。一時3σ上限に近づく。ボリバン2σと3σ上限の間に位置する。4月11日週-18日週の上昇ラインがサポート。
月足、ボリバン3σ上限を越える上昇。5か月線から反発。1月-3月の上昇ラインがサポート。1月-2月の下降ラインを上抜く。3月は上ヒゲが長くなったが4月はその上ヒゲを上抜く。雲の上。
年足、2021年は6年ぶり陽線。今年もここまで陽線。2016年-20年の下降ラインを上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。15年-21年の下降ラインを上抜く。

*ユーロドル「ボリバン2σ下限で低迷」
日足、4月21日の長い上ヒゲで22日も下落。4月21日-22日の下降ラインが上値抵抗。4月19日-22日の上昇ラインがサポート。5日線、20日線下向き。
週足、ボリバン2σ下限で推移。3週連続陰線。3月28日週-4月18日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線下向き。
月足、3月の安値を下抜く。3か月連続陰線。今月もここまで陰線。2σ下限を下抜く。2月-3月の下降ラインが上値抵抗。
年足、20年‐21年の上昇ラインを下抜く。17年-20年の上昇ラインがサポート。14年‐21年の下降ラインが上値抵抗。

*ユーロ円「一時140円のせも小反落。138円台へ」
日足、一時、3σ上限近く、140円のせもボリバン内へ小反落。4月19日-22日の上昇ラインがサポート。4月21日-22日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線上向き。
週足、一時、ボリバン3σ上限に近づく。ボリバン2σと3σ上限の間に位置する。雲の上。4月11日週-18日週の上昇ラインがサポート。5週線、20週線上向き。
月足、1月、2月は陰線。2月の長い上ヒゲで3月急落も下ヒゲで急回復。ボリバン3σ上限へ。20年5月-22年3月の上昇ラインがサポート。21年10月-22年2月の下降ラインを上抜く。
年足、2年連続陽線。今年も3月に陽転。14年-21年の下降ラインを上抜く。12年-20年の上昇ラインがサポート。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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