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FX/為替予想「20年ぶりの高値まであとわずか!ドル/円125.86円の次は135.16円?」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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20年ぶりにドル/円が新高値を捉えようとしております。

USD/JPY 月足

1990年につけた160.16円の高値から下降トレンドラインを引きますと、今年に入ってから大きくブレイクアウトをしてまいりました。

2015年6月につけた125.86円の高値は、その後、トレンドラインブレイクが盛大な騙しとなって125円台から99円付近まで1年で下落したのですが、その下落を5年の歳月を得て再び上昇をしてきているようです。
前回高値が125.86円付近ですので、ここを突破しますと、視界良好、次の高値は2002年1月につけた135.16円です。
126円台に乗せますと、この水準に向かって上昇していくのではないかと考えます。

昨日の米CPIは事前予想を上回る+8.5%(前年同月比)という水準になり、相変わらずの高インフレ具合です。
昨晩25時〜、FRBのブレイナード理事はCPIコアが前年同月比レベルで+6.5%と、市場予想を0.1%下回っただけで、インフレ低下の兆候と認識を示していたようです。失礼承知ですが、さすがに失笑ものです。それだけインフレ退治に躍起になっている様子が伺えるので、まだまだピークは先だと考えます。

目次

▼ドル/円4時間足でエクステンション分析
▼RBNZがサプライズ50bps利上げ!
▼NZドル/円 サプライズ利上げも一度ダマシが入った後から上昇か?

ドル/円4時間足でエクステンション分析

USD/JPY 4時間足

ドル/円4時間足に切り替えます。 135円台がターゲットと言ったものの、まだ距離が遠すぎます。
126円台に入ってから目立ったターゲット価格を探すのは難しいのが現状です。
そこで本日はフィボナッチ・エクステンションにて、直近のおおよそのターゲットを見ていきたいと思います。

まず先日つけた125円付近から121円台前半まで調整を演じた下落に対して、エクステンションを引いてみます。
126.11円付近が127.2%、127.42円付近が161.8%となっておりまして、いかにもどちらもありそうなプライスです。

前者の126.11円ですと、ちょっとつまらないシナリオになりますが、高値をやや更新して上ヒゲをつけて反落するパターンを想定します。

もう一つのパターンが127.42円ターゲットです。
127.50円オプションが集中しそうなレートの手前となっておりますので、利食いに押されやすくなるでしょう。
個人的にはこの2つのポイントに注目し、持っているドル/円をスイングしていく予定です。
この先はレジスタンスを引けるポイントが本当に少ないことと、売り指値注文も少ないでしょうから、マーケットが薄い価格帯となります。
3月下旬に120円を超えてから125円までが早かったように似たような現象になる可能性が高いので、レバレッジは抑え気味で、大きくとる心がけでマーケットと付き合うと良いのではないでしょうか。

RBNZがサプライズ50bps利上げ!

もう一つ、ご紹介しておきたいのがNZドル/円です。
本日11時にNZ中銀(RBNZ)より発表された内容では、
【声明】
・インフレは目標を上回っている、雇用はその最大の持続可能なレベルを上回っている
・RBNZはその責務を果たすために金利の引き上げをさらに行なっていく必要がある
・2022年上半期にインフレ率7%程度のピークに達すると予想
・より持続的な高インフレ期待のリスクが高まっている
とありました。

上記の理由から2段階の引き上げにて政策金利が1.00%→1.50%となりました。
正直、ここ数年で中央銀行がこれほどタカ派の認識を示した先進国はあまり記憶にありません。

昨年秋に1段階利上げ、年明けに1段階利上げとして1.00%としておりましたが、ここへきて加速傾向にあります。
オーストラリア経済も好調なことを考えると、ニュージーランドも貿易最大相手国はオーストラリアですから、その恩恵を受けることになるでしょう。
さて、そのNZドル/円1時間足チャート分析をしていきます。

NZドル/円 サプライズ利上げも一度ダマシが入った後から上昇か?

NZD/JPY 60分足

NZドル/円はRBNZの発表後、勢いよく上がったのですが、コラムを描き始めた頃には失速気味でした。
最近よくみられるAIパターン?でしょうか、短時間その方向に進んで一旦大きくダマシが入り、その後、従来の方向に進む傾向があるため、今回もそのパターンではないかと考えております。
よって、1時間足ですが、添付チャートのような一度86円を割り込んで上で捕まったロングポジションが解消されたあとにまた大きく上昇を再開させるイメージでトレードをしていきたいと考えました。
並行チャネルをあくまで想定した角度で描写しましたが、このような値動きを意識して、87円台方向に向かうと個人的には予想します。
個人的にはドル円、クロス円ポジションを複数持っている関係上、ユーロ/NZドルをショートにして昨晩から対応中なのですが、引き続き、どこかでNZドル/円を1ポジション増やしていこうと考えております。
RBNZ声明文から考察しましても、さらに断続的に利上げを実行していく可能性が高そうです。
政策金利も主要先進国通貨の中で最も高く推移していることから、キャリートレードがそろそろ始まるように予想します。
NZドル/円1万通貨買いでスワップポイントも40-60円ぐらい付与されてくる時期に差し掛かってくるでしょうから、国内でも人気の通貨ペアとなりそうですね。

今週はドル/円とNZドル/円に注目してチャート分析を行いました。
ご参考ください。


【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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