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FX/為替予想「豪ドル/円、下がれば買い!中国景気停滞懸念、対米ドルでの豪ドル安が重い」短期トレード 即効チャージ!豪ドル 2022/4/12

最新号はコチラ

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・豪2021年第4四半期 消費者物価指数(CPI)は前年比+2.6%(トリム平均)と豪中銀(RBA)の目標レンジ(2~3%)の中央値を突破。

・RBAがCPIのほかに注視するのが賃金指数。この賃金の伸びが前年比3%を超えるのをRBAは目安にしている。2021年第4四半期前年比+2.3%(最新)。

・4月5日のRBA理事会で政策金利は0.10%で据え置いたが、声明文からインフレの高騰に対して「忍耐強く対応する」の文言が削除された。

・2月分の豪雇用者数は7.74万人増と大幅増。失業率は4.0%と2008年2月、同年8月に並ぶ13年ぶりの低水準(統計開始史上最低)。次回、4月14日発表

・中国、一部都市ロックダウンにより景気回復に遅れの可能性浮上。上海市はのロックダウンは全面解除まで少なくとも数週間はかかる見通し(4月11日時点)。

・WTI原油価格は上海のロックダウン長期化懸念で、一時1バレル=92ドル台まで下落(4月11日)。

・豪10年債利回り、2015年7月以来の3%台乗せ(4月11日)。

今日のメインシナリオ

豪ドル/円、下がれば買い!中国景気停滞懸念、対米ドルでの豪ドル安が重い

RBAのタカ派化転による豪金利先高観から豪10年債利回りは上昇。一方で、日銀が金融緩和政策を継続する日本の10年債利回りは0.25%をトップにそれ以上の上昇は見込めない。そのため、両国の長期金利差に乖離が生じて、豪ドル/円は豪ドル高・円安基調が続いている。

豪ドルが売られる要因としては
①、上海のロックダウン長期化による中国経済停滞懸念
②、①の影響から原油をはじめとしたコモディティ価格が下落
③、今夜の米CPIへの期待から対米ドルでの豪ドル売り
等が考えられる。ただし、対円で見ると対主要通貨での日本円最弱基調は変わらない。豪ドル/円は下がったところは買い場として見られそうだ。
米ドル/円が125.85~126.00円(2015年6月高値~節目)のレンジを上抜けるとさらに上伸する可能性がある。クロス円通貨である豪ドル/円は米ドル/円の動向の影響を受けやすいため、米ドル/円の水準にも気を付けておきたい。

 

個別の想定シナリオ

■上海のロックダウン長期化
⇒中国経済停滞懸念
⇒交易関係の強い豪ドルにとってはネガティブ材料
⇒日豪金融政策の違いは明確
⇒豪ドル/円の売りは一時的

チャート分析

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今後の注目材料

コモディティ価格動向
米CPI

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円はくもり、豪ドル/米ドルは晴れとなっている。豪ドル/円のストキャスティクスで8時に買いシグナルが点灯。

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【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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