シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート2週連続減少】
1月25日時点で円のポジションは、ドルに対して6.8万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが積み増されたことから、ネットショートは前週から1.2万枚減少。
期間中のドル/円相場は、ウクライナ情勢を巡る懸念や米国の金融引き締め積極化への懸念から世界的に株価が下落する中、113.47円前後まで弱含んだ。
そうした中、投機筋の円に対する先安観がやや後退したと見られる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング増加】
1月25日時点でユーロのポジションは、ドルに対して3.2万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートが取り崩されたことから、ネットロングは前週から0.7万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は、約1カ月ぶりの安値水準である1.1263ドル前後をつけた。
ショートは5週連続で取り崩されており、投機筋が利益確定のユーロ買戻しに動いた事でネットロングが増加したと考えられる。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショート増加】
1月25日時点でポンドのポジションは、ドルに対して0.8万枚の売り越し(ネットショート)
ロングが取り崩され、ショートが積み増されたことから、ネットショートは前週から0.8万枚増加。
期間中のポンド/ドル相場は、英首相の行動制限期間中のパーティー開催疑惑などから、1.3436ドル前後へと弱含んだ。
そうした中、投機筋は英中銀(BOE)の利上げ観測が強まったにもかかわらず、ポンド売りを強めたようだ。
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IMMポジション
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