シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート減少】
1月18日時点で円のポジションは、ドルに対して8.1万枚の売り越し(ネットショート)。
ロング、ショートとともに大幅に取り崩された結果、ネットショートは前週から0.7万枚減少。
期間中のドル/円相場は、113円台半ばまで下落する場面もあったが、日銀が大規模な金融緩和を維持すると一時115円台へと反発した。ただ、その後は114円台半ばへ再び押し戻されるなど不安定な展開となった。
方向感が掴みづらい相場展開となる中、投機筋は持ち高を減らさざるを得なかったようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング増加】
1月18日時点でユーロのポジションは、ドルに対して2.5万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングが積み増され、ショートが取り崩されたことから、ネットロングは前週から1.9万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は、約2カ月ぶりに1.1483ドル前後へと上昇したが、その後は1.1314ドル前後へと押し戻された。
ただ、投機筋のユーロ先高観は強まりつつあるようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットポジション中立】
1月18日時点でポンドのポジションは、ロングとショートが概ね同数でほぼ中立。
ショートが大幅に取り崩されたことから、前週の2.0万枚のネットショートが消滅した。
期間中のポンド/ドル相場は、3カ月ぶりの水準となる1.3749ドル前後へと強含んだがその後は1.3572ドル前後へと押し戻された。
ただ、投機筋のポンド弱気姿勢は弱まりつつあるようだ。
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IMMポジション
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