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FX予想「ポンド/円ショート戦略 欧米諸国、オミクロン拡大加速傾向」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー 2021/12/22

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米国や英国を筆頭に、新型コロナウイルスのオミクロン株感染者の拡大速度が上昇してきております。
英国では1日あたり過去最高の感染者数を記録し、ここ数日では約9万人/日が連続している状況です。
また1カ月前と比較しても約2倍程度の感染者数となっており、ちょうどオミクロン報道があった1カ月前と比較しやすいでしょう。
ただし、急速に感染が拡大したのはここ1週間程度の話であり、さらなる感染拡大の可能性がありそうです。
同じく、米国でも昨日は1日あたりの感染者は30万人を突破し、ピーク時と同等の感染レベルになりました。

オミクロン株はデルタ株と比べて重症率、致死率、共に1/3〜1/2程度と言われておりますが、従来のコロナの中で最も感染拡大が早い状況です。
よって、この感染拡大は続くものと予想し、結局、医療機関への逼迫レベルはデルタ株と同等レベル、ないしはそれを上回る可能性すらあるのではないかと、個人的には見方を改め始めております。
小生もオミクロン株に対しての楽観的ではありましたが、見方を変えようと思います
向こう数週間で深刻な状況をもたらすリスクは上昇傾向にあると感じます。

目次

▼ポンド/円 週足分析
▼短期金利上昇、長期金利垂れ下がり
▼NZドル/円(NZDJPY)ショートスイング戦略

ポンド/円 週足分析

ポンド円週足分析

今週はクリスマス休暇もありますので、市場は明日まででしょう。
クリスマス商戦や外出もするでしょうから、感染拡大はさらなる加速となると感じております。
この1週間で感染者数は1.5倍程度になった英国ですが、もしかしたら月末にはさらに現状の1.5~2.0倍程度になっているかもしれません。
そうなりますと、ボリス・ジョンソン英政権は後手に回ることとなりそうです。支持率低下が著しいため、ポンド安に影響しそうです
本日は週足トレードを試みて、ショート戦略といたします。
サプライズであったことは、先週のBOE利上げです。個人的にすかさずロング戦略に動いたのですが、週末にかけて大幅に下落をしました。サプライズにも関わらず、通貨高にならなかったことには驚きです。
さらなる悪材料が控えている証拠だと個人的には考えており、ロング戦略は諦めてショート戦略に切り替え、1月相場を見据えて149円割れに期待をしたショートポジションを作り始めております。
テクニカル的には週足RCI26と52が下向きで推移を始めていること、値動きのイメージはチャート左側2018年2-3月あたりのフェーズにいると考え、下落のバイアスが徐々にかかってくるイメージです。

短期金利上昇、長期金利垂れ下がり

米10年債利回り

先週は外為どっとコムさんのオンラインセミナーに出演させて頂きましたが、出演内容通り、来年はリスクオフに警戒をしております。
いくつか理由があるのですが、長くなるので、長期金利と短期金利のチャートをピックアップしましたのでご説明します。
年初長期金利は上昇し、インフレ率上昇加速から、将来的な金利上昇を大きく織り込みにいきました。その後、債権市場の見通し通り、米国のインフレ率は加速傾向にあり、来年の利上げは0~1回程度の見込みから、先日のFOMCでは来年利上げは3回、再来年も3回というかなりタカ派に偏った結果となりました。
これを受けて、直近は短期金利がここ数カ月で大きく上昇をしました。しかしながら、長期金利は横ばいから11月以降、下げに転じております。
長期金利市場では、金利上昇はそこまで見込んでいないようです。おそらく前述したようなリスクオフ材料も含めて景気後退を意識して米国債に資金がシフトをはじめているのかもしれません。債権市場の値動きは、中期的な見通しでよく当たりますので、この長期金利の動向には引き続き注目でしょう。米国の長期国債が買われる局面ではリスクオフで推移する局面が多くあります。よって、オセアニア通貨も売りやすくなると思います。

NZドル/円(NZD/JPY)ショートスイング戦略

NZドル/円 週足

NZドル/円(NZD/JPY)週足です。トレンドラインを右方向に抜けてきており、上昇トレンドに対して調整の動きが見えてきました。ポンド/円のチャート同様に、RCI26と52は下向き方向です。
テクニカル的にはよろしくない方向でしょう。

ニュージーランド政府は、オミクロン株感染拡大に伴い、国境封鎖の段階的解除を来年2月末までに延期しました。第3四半期、ニュージーランドのGDPはマイナスに転じましたが、第4四半期もこれでマイナス成長になる可能性が高いと考えます。
ロックダウンやコロナ規制強化により、貿易収支もマイナスの月が連続しており、オーストラリアとは相反する状況です。
ニュージーランドの政策金利は来年複数回の利上げを織り込んでおりますが、もしかしたら利上げペースは幾分か緩和される可能性も出てきました。

その場合は失望売りにもつながりやすいと考え、コツコツと戻り売りをしていきたいスタンスです。またオセアニア通貨は10-12月期間、よく上昇する傾向があります。しかしながら1月から下落に転じることも多いです。個人的な経験則でのトレードになりますが、アノマリー的にも1−2月はオセアニアショート戦略でうまくいくことが多いため、その方向で今回もトレードプランを練っております。
いずれにしても、世界の年末から年明けにかけてファンダメンタルズ的にリスクオフ材料が多めと判断し、ショート戦略で個人的にはみております。
今週はクリスマス休暇や重要経済指標がないため、値動きのシナリオが立てづらいです。
よって週足レベルのトレードとファンダメンタルズ分析でお送りいたしました。ご参考まで。


【ひろぴー氏出演動画】

 

www.gaitame.com


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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