シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットショート小幅に増加
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットショート5万枚超
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート3週連続減少】
12月14日時点で円のポジションは、ドルに対して5.4万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが積み増しされたことでネットショートは前週から1.0万枚減少。
期間中のドル/円相場は、新型コロナ変異株オミクロンへの警戒とFOMC(連邦公開市場委員会)の利上げ前倒しへの期待が交錯する中、113円台半ばで方向感の出ない展開となった。
そうした中で円強気派が買い持ちをやや増やしたと見られる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットショート小幅に増加】
12月14日時点でユーロのポジションは、ドルに対して1.2万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが取り崩された影響でネットショートは前週から0.4万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は、1.13ドル台を挟みもみ合う展開。
FOMCと欧州中銀(ECB)理事会を控え、ユーロ相場が方向感を欠く展開の中、投機筋の動きはポジション調整が主流だったようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショート5万枚超】
12月14日時点でポンドのポジションは、ドルに対して5.1万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが大幅に取り崩された結果、ネットショートは前週から1.2万枚増加。
期間中のポンド/ドル相場は、ジョンソン英首相が新たな規制をイングランドで導入するとの報道が伝わると、一時1.316ドル前後へと弱含んだ。
下値支持と見られていた1.32000ドルを明確に割り込んだことでロング勢の投げ売りが出たようだ。
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IMMポジション
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