「9月相場、リスクオフ傾向が強い月」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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本日から9月です。

過去の相場を見直しても、近年は9月から相場が崩れやすい傾向があります。 そして10月にボトムを打って、年末までリスクオンで上昇するサイクルは多いです。

例えば、昨年、一昨年もオセアニア通貨は9月ごろ売られて、10月から回復傾向にあり、そのまま年末を迎えるケースが多々あります。 米株式市場もそのような傾向が長年続きますから、為替市場もそれに連動した格好となっているのでしょう。 オセアニアに限らず、10月後半以降は、クロス円の上昇相場を狙ったトレード成功率は比較的高めです。 ただし、その前にちょっとしたリスクオフ相場に警戒をする必要があるのが9月になります。

目次

▼カナダのGDPが悪化!
▼米ドル/カナダドル(USD/CAD)下降トレンドライン右抜け
▼オセアニア売りトレードは織り込み済みなのか?

カナダのGDPが悪化!

今週は米ドル/カナダドル(USD/CAD)からチャート分析をしていきます。 買い目線での分析になります。 昨日、カナダの4-6月期GDPが発表されましたが、前月比は-1.1%とマイナス成長を記録しました。 これはかなり驚きでして、最近他の先進国で前期比ベースでのマイナス成長を見た記憶がありません。 カナダはすでに新型コロナ感染拡大をおおよそ抑え込み、ワクチン接種も2回目を終えている人口が67%超えと、非常に優秀です。

経済がマイナス成長ということで、おそらくインフレからくる成長率の鈍化ではないかと個人的には考えております。 物価上昇についていけず、人々の生活はかなり苦しくなってきているのかもしれません。 この悪循環がもう1期続けば、リセッション入りとなります。新型コロナの後遺症が時差を設けてやってくるのかもしれません。

いずれにしても、カナダの先行き不透明感に嫌気をさして、市場は反応していくシナリオを想定したいと思います。

米ドル/カナダドル(USD/CAD)下降トレンドライン右抜け

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米ドル/カナダドル4時間足です、 現状は1.25のミドルでボトムを打ちそうな形状をしており、反発が狙いやすそうな形状です。 トレンドラインを右に抜けてきており、昨日の高値を超えてくるようですと、ある程度の反発が期待できそうです。 ポイントとしては、安値をわずかに割っていたのにも関わらず、下値を大幅に更新することができなかったところでしょうか。

買いポジションの損切りもほとんどなかったのでしょう。 冒頭で説明を入れている通り、リスクオフ材料ですと、米ドル/カナダドルは上昇しやすいです。 最も早くテーパリングに着手したカナダでしたが、昨日のGDPマイナス成長発表により、逆戻りの可能性もあります。つまり、カナダドルを買う要素はなくなりつつあります。

個人的には、現状レベルでの打診買いを。 フィボナッチでいう、1.2758レベルの半値戻しを目先のターゲットにして、スイングトレード予定です。 損切りは、安値を割り込む1.2550-1.2570ゾーンでしょうか。

もちろん、ユーロ/カナダのロングやカナダ/円のショート戦略も十分ありでしょう。

オセアニア売りトレードは織り込み済みなのか?

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もう一つは先日から売りトレードを推奨させて頂いていた、豪ドル/米ドルです。 日足ですが、すでに0.73台の水準に戻ってきてしまっており、日足のトレンドラインを右方向に抜けてきてしまいました。 ジャクソンホール会議やロンドンフィキシングに向けたドル売り調整相場なら問題ありませんが、徐々にリスクオン相場も先取りを始めているようにも思えます。

冒頭でご説明した通り、9月はリスクオフ相場になりやすいのですが、米雇用統計後もリスクオン相場が続くようなら、撤退を考えなければなりません。 しかしながら、豪ドルを買うなら、せめて9月末からにしたいと考えております。それまではダウントレンド継続シナリオを前提にトレードをしていく予定です。

イメージは、黄緑色の矢印のような値動きを想像中です。 0.7350付近を高値に、再び下落トレンドに戻り、安値の0.71台に向かって再度反落を始めるイメージです。 オーストラリアの感染状況は変わらず増加傾向であり、ファンダメンタルズは悪化しっぱなしです。 ロックダウンは9月末までとなっておりますが、とても1ヶ月以内に新型コロナ感染者が減少に転じることは考えにくい状況です。

しかしながら、このファンダメンタルズを超えて豪ドル買いになる場合は、新興国通貨高、コモディティ高、米国のテーパリング観測が年内なくなる、というような状況になれば大幅反発となりますので、このあたりが注意でしょうか。 今週は米雇用統計ですので、レバレッジは1倍程度を最大に、少額での取引で対応予定です。 豪ドル/米ドの戻り売りトレードも堅持で、様子見したいと思います。


【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。Twitterのフォロワーは2万人程。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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