シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング約1年ぶりの水準まで急増
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート2週連続増加】
8月17日時点で円のポジションはドルに対して6.3万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートより、ロングの取り崩し度合いがやや大きかったことで、ネットショートは前週から0.3万枚増加。
期間中のドル/円相場はアフガニスタン情勢を巡る懸念や米長期金利の低下などから、リスク回避の円買いが優勢となると、約2週間ぶり安値となる109.10円台まで下落。
そうした中、円ロング勢(ドル売り・円買い)の手仕舞いがやや優勢だったようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング約1年ぶりの水準まで急増】
8月17日時点でユーロのポジションはドルに対して5.8万枚の買い越し(ネットロング)。
小幅にポジションを削ったショートに対し、ロングが大幅に積み増しに動いた事で、ネットロングは前週から2.4万枚の増加。
期間中のユーロ/ドル相場は1週間ぶりに、1.18ドル台を回復したかと思えば、その後に1.17ドル台割れ目前まで反落するなど、ドルの動向に左右される展開。
ただ、3月末に付けた年初来安値で踏みとどまっており、この水準では投機筋のユーロに対する押し目買い意欲が強かったようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング小幅減少】
8月17日時点でポンドのポジションは、ドルに対して0.5万枚の買い越し(ネットロング)。
小幅にポジションを縮小させたロングに対し、ショートが横ばい推移だったことで、ネットロングは前週から0.2万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場はユーロ同様に、ドルが上昇する場面で3週間ぶりに1.37ドル台まで下落。
直近の下値支持である1.380ドル前後を大きく割り込んだものの、投機筋の追随売りは出なかったようだ。
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IMMポジション
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