目次
▼17日(月)の為替相場
(1):中国経済指標 冴えない結果に
(2):欧州株安と米長期金利低下でドル/円下落
(3):米NY連銀製造業 仕入価格は過去最高
17日(月)の為替相場
期間:17日(月)午前7時00分~18日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国経済指標 冴えない結果に
中国4月鉱工業生産は前年比+9.8%、中国4月小売売上高は前年比+17.7%(予想+10.0%、+25.0%)であった。小売売上高については、予想を下回った上に前月(+34.2%)から伸びが大きく減速した。
(2):欧州株安と米長期金利低下でドル/円下落
欧州株安と米長期金利の低下を受けてドル/円は109.08円前後まで下落した。一方、ユーロ/円はユーロ/ドルの上昇(ユーロ高・ドル安)に連れて強含んだ。豪ドル/円は株安に連れて軟化。ポンド/円はほぼ動意なしと、為替市場は総じてマチマチの動きとなった。
(3):米NY連銀製造業 仕入価格は過去最高
米5月NY連銀製造業景気指数は24.3と予想(23.9)をやや上回ったが、前月(26.3)から低下した。なお、構成指数の仕入価格指数が83.5となり、2001年の統計開始以来最高を記録した。
17日(月)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:上値重い展開続く
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%の小幅安。新規材料を欠く中ではあったが、ドルが全般的に弱含む展開となり、一時109.08円前後まで下落した。日足一目均衡表の転換線(109.06円前後)がひとまず下値支持となった格好だ。転換線を割り込めば、108.63円前後に位置する一目の基準線まで下値余地が広がるだけに、本日も転換線を巡る攻防が注目されよう。
なお、引き続き一目の雲上限(109.78円前後)が上値抵抗となる公算が大きい。市場が注目するイベントは明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録だ。FOMCは、インフレ率の上昇は一時的な要因を反映したものとして重視しない姿勢を示している。ドル/円は本日も上値の重い展開が続きそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。