シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング三週連続増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロング減少】
1月26日時点で円のポジションはドルに対して4.5万枚の買い越し(ネットロング)。
ほぼ横ばいのロングに対し、ショートがポジション積み増しに動いた結果、ネットロングは前週から0.5万枚減少。
期間中のドル/円相場は27日にFOMCを控えていた事もあり、103円台後半を中心にこう着感が更に強まった。
米長期金利が高止まりする中、投機筋はドルショート(円ロング)の積み増しに慎重だったと見られる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング三週連続増加】
1月26日時点でユーロのポジションはドルに対して16.5万枚の買い越し(ネットロング)。
横ばい状態のショートに対し、ロングが小幅にポジションを積み増した結果、ネットロングは前週から0.2万枚増加。
期間中に発表されたECB金融政策決定会合では、予想通りに現状の金融政策の維持を決定したが、その後の総裁会見にて比較的楽観的な見通しを示したことで、ユーロ高に振れた。
それだけに、投機筋のユーロ強気見通しが揺らくことはなかったようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング減少】
1月26日時点でポンドのポジションはドルに対して0.8万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートがロングを上回る規模のポジションを積み増した結果、ネットロングは前週から0.6万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場はドル売りの流れに押し上げられる格好で、1.3740ドル台の2018年5月以来となる高値をつけた。
ただ、新型コロナウイルス変異株の流行で、英経済の先行き不安が広がる中では、ポンドの先高観がやや後退したようだ。
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IMMポジション
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