目次
▼11日(月)の為替相場
(1):中国12月CPI 予想を上回る
(2):米金利上昇でドル買いもポンドは売り優勢
(3):米民主党 トランプ氏の弾劾決議案提出
11日(月)の為替相場
期間:11日(月)午前7時00分~12日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国12月CPI 予想を上回る
中国12月消費者物価指数は前年比+0.2%と予想(±0.0%)を上回る伸びとなった。同生産者物価指数は前年比-0.4%と11カ月連続で低下したものの、前月(-1.5%)から低下幅は縮小した。
(2):米金利上昇でドル買いもポンドは売り優勢
米長期金利の上昇を背景にドルを買い戻す動きが継続。ポンドは英国内で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、売りが優勢となった。ドル/円はじり高となった一方、ポンド/円はじり安歩調となった。なお、英国のホイッティ首席医務官は新型コロナウイルスの感染急増で医療サービスが危機的な状況を迎える中、「今後数週間が最悪の期間になる」との見方を示した。
(3):米民主党 トランプ氏の弾劾決議案提出
米下院民主党は、トランプ大統領が連邦議会議事堂襲撃に絡み反乱を扇動したとして、弾劾訴追に向けた決議案を提出。トランプ氏の職務を停止するよう求める要請にペンス副大統領が応じなければ、13日にも弾劾審議に入る考えを示した。
11日(月)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
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本日の見通し
ドル/円の見通し:米債券の動向がカギ
昨日のドル/円は約1か月ぶりに104.39円前後まで上昇。次期政権の財政支出拡大観測などを背景に米長期金利の上昇が続く中、ドル買いの動きも継続した。米長期金利上昇をきっかけに、膨らんでいた投機筋のドル売りポジションが巻き戻されている模様だ。シカゴマーカンタイル取引所(CME)の通貨先物データなどを踏まえると、ドルには依然として買い戻しの余地があると考えられる。
ただ、ドル/円は6カ月以上にわたり上値抵抗となってきた日足一目均衡表の雲に接近中だ。雲の中(104.32-104.64円前後)では戻り売りが強まる可能性もあろう。約10か月ぶりの高水準(1.14%前後)で推移している米10年債利回りの動向が本日もカギとなりそうだ。
注目の経済指標
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