「週明けのポンド相場に注目!英EU通商交渉は最終局面へ」マット今井のトレードアイディア 2020年12月11日

マット今井のトレードアイディア

イギリスとEUの通商交渉は年末の期限が迫り、いよいよ最終局面に入ってきていますので、少し整理をしたいと思います。

今回の交渉の中では、特に漁業権などが残っている大きな争点となっています。イギリスの領域でフランスなどのEU諸国が漁業を続けたい一方、イギリス側はそれに対して難色を示しているということです。イギリスでは漁師からの要望を非常に強く、政治的な問題となっていますので、なかなか妥協できないということです。ここまでの交渉ではなかなか溝が埋まらず、このままでは決裂してしまうのではないかとの懸念が広がってきていました。

しかし、どちら側も本音では破談に終わらせたくはないはずで、実際に、交渉の期限を延ばし延ばしにして、13日まで協議を行うとことにしました。とは言っても、今の段階では、交渉が最終的にどうなるのかは正直分かりません。仮に協議が決裂してしまうと、ポンドは急落することは間違いありません。

逆に交渉が合意された場合は、決裂をしたときの急落ほどの衝撃ではないにしても、ある程度ポンドは上昇すると思います。そういう意味においては、週明けの14日のFX市場でのポンド相場は大きく動く可能性が高いということです。

ポンド/円 日足ポンド/円 日足

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【インタビュー】

imai.jpg 株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、議員活動と経済アナリスト活動で、超多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。現在、ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチの有料メールマガジン「ザイFX!プレミアム配信 with 今井 雅人」にて為替予測などを鋭意配信中。
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