目次
▼23日(月)の為替相場
(1):欧州各国製造業/サービス業PMI発表
(2):英製造業/サービス業PMI 予想を上回る
(3):米PMI好結果 ドル/円104円台回復
(4):英EUのFTA 協定の見直し条項浮上
(5):バイデン氏 財務長官にイエレン氏指名へ
23日(月)の為替相場
期間:23日(月)午前7時00分~24日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):欧州各国製造業/サービス業PMI発表
仏11月製造業PMI・速報値は49.1、同サービス業PMI・速報値は38.0と、いずれも市場予想(49.9、39.6)を下回った。その後、独11月製造業PMI・速報値は57.9と予想(56.0)を上回った一方、同サービス業PMI・速報値は46.2と予想(46.3)を僅かに下回った。なお、ユーロ圏11月製造業PMI・速報値は53.6、同サービス業PMI・速報値は41.3(予想:53.2、42.0)であった。
(2):英製造業/サービス業PMI 予想を上回る
英11月製造業PMI・速報値は55.2、同サービス業PMI・速報値は45.8といずれも予想(50.5、43.0)を上回った。
(3):米PMI好結果 ドル/円104円台回復
米11月製造業PMI・速報値は56.7、同サービス業PMI・速報値は57.7といずれも予想(53.0、55.0)を上回った。11月総合PMI・速報値は、ユーロ圏の45.1に対し米国が57.9と対照的な結果となった。これを受けて、ユーロを始めとする主要通貨に対してドルが上昇するとドル/円は104円台を回復した。
(4):英EUのFTA 協定の見直し条項浮上
英FT紙は英国と欧州連合(EU)の通商交渉について、「協議の行き詰まり打開に向け、発効から数年後に協定の一部再検討を可能にする『見直し条項』の実現性を探っている」などと報じた。
(5):バイデン氏 財務長官にイエレン氏指名へ
次期米大統領への就任が確実視されるバイデン氏が、次期財務長官に米連邦準備制度理事会(FRB)の前議長であるイエレン氏を指名する方針だと伝わった。
23日(月)の株・債券・商品市場・外為注文情報
注文情報
本日の見通し
ドル/円の見通し:方向感出にくい展開
昨日のドル/円は、米11月製造業/サービス業PMIが予想以上の好結果となった事をきっかけに104円台を回復。その後104.64円前後まで急伸しており、断続的にストップロスを巻き込んだと見られる。新型コロナウイルスワクチン期待の米株高で円が売られた面もあったが、それ以上にドル高の動きが強く、26日からの感謝祭休暇を前にドル売りポジションを巻き戻す動きが活発化したようだ。
買い戻し主導の動きとあって、上昇の持続性は高くないと見るが、ドル売りポジションが膨らんでいた事を踏まえると105円付近までは続伸の余地もありそうだ。一方、104円台後半から105円台前半にかけては、本邦輸出企業などの戻り売り圧力も相応に強いと考えられる。本日のドル/円は、買い戻しと戻り売りがせめぎ合う格好で方向感が出にくい展開となりそうだ。
本日の注目イベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。