水星逆行期間がはじまり1週間が経過しました。 今の所想定通り、レンジらしい値動きです。あと2週間はこの値動きが続くと予想します。
ちょうど米大統領選挙を終えた頃から水星が順行に戻りますので、この頃から方向感が定まりまた年末に向けて価格が動いていくのではないでしょうか。
本日期限の米国共和党と民主党の追加緩和策の妥協案はまとまらなさそうな値動きです。
まだこのコラムを執筆しているうちは詳細が掴めておりませんが、本日一旦の期限だったようで、午後からドル売りで反応しております。
これは想定内であり、民主党も敢えて共和党に足並みを揃える必要はありません。現在の支持率にてバイデン候補が有利で推移しているため、株価を上昇させてトランプ優勢にする必要は今の所ないからでしょう。
選挙が終わるまで、この追加経済対策は決まらないと個人的には今の所、考えております。ところどころ、この件についてポジティブな進展情報やネガティブな進展情報が今月中も流れるはずです。ただし、そのタイミングでは逆張りを狙ってトレードしようと考えております。
では、上記を念頭に今週もドル円とユーロドルに絞ったテクニカル分析をご紹介します。
目次
▼ユーロドルはすでに高値更新中、逆張りエントリーチャンス到来か?
▼ドル円は105円のストップをつけたら買いか?
ユーロドルはすでに高値更新中、逆張りエントリーチャンス到来か?
ユーロドル4時間チャートです。
現在1.1830をクリアに超えてきており、直近レジスタンスライン突破です。
ちょうど、このタイミングから思い切って逆張りトレードはアリだと個人的には考えます。
レジサポラインを超えたところからあえての逆張りトレードをする期間と個人的には定めておりますので、売り方向で考えております。
すでにRSI14は75を大きく超えて推移しており、買われすぎシグナルが発生しております。
ダイバージェンスこそ出ておりませんが、すでに1時間足では発生しているため、チャンス到来だと考えております。
ちょうど現状水準から成行売りエントリーし、ストップを1.19越え、リミットは1.1785ぐらいのイメージにてトレードを予定しております。
仮に方向感をなくし、1.18前半で小動きとなった場合、RSI14が30付近まで来ていた場合は、ポジションをカットする予定です。(これは含み益でも含み損でも関係なく、スクエアするという意味です。)
ファンダメンタルズ的にもユーロを積極的にロングしていく局面でもありません。欧州各国はロックダウンを再開しており、経済は尚更疲弊していくことが目に見えています。米国もさほど変わりはありませんが、両者経済状況が不透明なことから、トレンドレス相場がもうしばらく続くように思えます。
ドル円は105円のストップをつけたら買いか?
続いてドル円4時間足です。
今月は105円を既に2回トライしておりますが、いずれも突破できておりません。
本日もあと25銭ほどの下落で105円となりますが、割り込んだとしても短期的なストップロスが出て、そこが買い場になるように思えます。
104.75や104.85付近で思い切って指値買い注文を入れておく予定です。
ストップは104.40付近に。
リミットは価格が戻るということで105.25〜105.40ぐらいでイメージしております。
上下のストップロスを狩ったあとに価格が戻る典型的な上ヒゲ下ヒゲレンジ相場のイメージです。
本日のコラムも相場トレードの基本とは真逆?の発想でご紹介しております。
たまたま初めて当コラムをご購読いただく方もいらっしゃるかもしれませんが、10月14日から11月4日まではこのような戦略でのトレード中心、レンジトレード中心に執筆をさせて頂く予定です。
例外相場の期間だと捉えて頂ければ幸いです。
リスクリワードもいつもは1:2ですが、このフェーズではおよそ1:1でトレードすることが多いです。あくまでも消化試合のフェーズであることをご理解頂ければと思います。
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【インタビュー】
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。