本日から水星逆行期間に入ります。
当コラムを通して、この期間は大きなレンジ相場になりやすいと今までお伝えしてきた通りです。
これから3週間半〜この期間が続きます。簡単に特徴を申し上げますと、
・レンジ相場になりやすい。
・レジサポラインがワークしにくい。上髭下髭を残した中途半端なレンジ相場になりやすい。
・ブレイクアウトトレードがワークしにくい。
・金融市場の誤報が多い。
ざっくり以上です。
昨日からも理解しがたい値動きも出始めております。
ドル円はレンジですが、クロス円は下落傾向。ドルストレートはドル円を除いて、ドル買い方向。株式市場は堅調、為替は少々リスクオフ傾向と相反する値動きが入りつつあります。
今月いっぱいはこの傾向がつづくかもしれません。大統領選挙も近づき、ファンド勢の動きも徐々にしずかになってくるでしょうから、値動きが乏しい相場になるのではないでしょうか。
この期間はRSIのみのダイバージェンストレードに移行することが多いです。
今回は、かなり初心者的なトレード手法ですが、比較的ワークしやすいフェーズのため、こちらをご紹介します。
目次
▼ドル円日足レンジは105-107円?
▼ダイバージェンス発生を狙え!
▼ユーロドル日足は下降チャネル?三角持ち合い?
▼1時間足は下げたら、ダイバー発生するか?
ドル円日足レンジは105-107円?
日足です。ここ最近、105円、106円、107円とプライスの節目で止まっている傾向もありますが、今月もこのラインは意識されると思われます。
ただし、ひげでブレイクして戻るケースも増えていくでしょうから、この値動きを想定した上で、逆張り戦略を実施していこうと個人的には考えております。 ドル円1時間足でみてみましょう。
ダイバージェンス発生を狙え!
短い時間足でちょっとしたトレンドが発生していた場合、RSIでダイバージェンスが発生を待つスタイルです。指値注文がちょっと難しいことから、成行注文主体になります。ですので、タイミング伺うために定期的なチャートチェックをしてください。
こちらは1時間足ですが、今週すでに1度、添付チャートのような値動きが発生しました。 しっかりとウェーブを確認し、RSIが下げていないのに、ローソク足が下がっているパターン(逆も然りですが)のみを狙い、想像しておくことが重要になります。定期的にチャートを覗いてみて準備してください。
おすすめは、30分足か60分足です。特に30分足はハマると毎日のようにチャンスがきますので、おすすめです。 ドル円やユーロドルなどのメイン通貨がやりやすいと思います。
ユーロドル日足は下降チャネル?三角持ち合い?
下降日足チャネルレンジ入りでしょうか? 1.20を瞬間抜けた期間があり、そこから反転相場となりつつあります。 ただし、個人的にはこのまま下降トレンド入りするとは考えておらず、徐々に三角持ち合いを日足ベースで形成していくイメージでおり、10月のコアレンジは1.1650-1.1850を意識しております。
この価格帯でしばらく推移をするシナリオでダイバージェンストレードを狙いたいと思います。
1時間足は下げたら、ダイバー発生するか?
ユーロ/ドルを60分足に切り替えます。 ちょうど、ダイバージェンスが予想しやすい形状になりつつあります。 このまま価格が下落し、1.1700付近まで下落する値動きが発生した場合、RSI14にて逆行現象が出れば、チャンス到来です。 思い切って逆張りトレードでよろしいかと思います。
この期間だけに限り、僕は取引ルールを変更します。常に損切りと利益確定を5:5にし、3週間限定で取引することが多いです。 上髭下髭だけでやられる期間になりやすいことから、損小利大トレードが難しい期間です。 ですので、水星逆行期間のみ、それ専用の取引ルールに変えて勝負しています。
ドル円、ユーロドルがどちらの方向に向かうかは、正直わかりません。150-200pipsのレンジ相場をイメージしたデイトレベースのトレード中心に実践していきたいと思います。
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【インタビュー】
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。