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「FRB議長講演に関心集中」 外為トゥデイ 2020年8月27日号

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目次

▼26日(水)の為替相場
(1):米耐久財受注 予想を上回る
(2):独雇用助成金延長で欧米株上伸
(3):中国 南シナ海でミサイル発射

▼26日(水)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
FRB議長講演に関心集中

▼本日の注目イベント

26日(水)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200827092936p:plain期間:26日(水)午前6時10分~27日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):米耐久財受注 予想を上回る

米7月耐久財受注は前月比+11.2%と予想(+4.8%)を大きく上回った。変動の大きい輸送用機器を除いた受注は前月比+2.4%(予想:+2.0%)であった。

(2):独雇用助成金延長で欧米株上伸

ドイツ政府が新型コロナ対策のひとつである雇用維持助成金を2021年末まで延長した事を好感して欧州株が上昇。これに続き米国株も高寄りからさらに上げ幅を拡大した。これを受けてクロス円は強含んだが、ドル円はリスクオンのドル売りの影響で上値が重かった

(3):中国 南シナ海でミサイル発射

中国が南シナ海でミサイルを2発発射した事が伝わった。なお、これより前には南シナ海の領有権を巡る問題で、米政権が新たに中国企業24社を制裁リストに追加したと発表していた。ただ、いずれも市場の反応は薄かった。

26日(水)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
FRB議長講演に関心集中

本日は、米ワイオミング州・ジャクソンホールで行われるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に関心が集まっている。市場には、議長がインフレ目標の見直し(平均物価目標)に言及するとの期待が根強い。これは、米インフレ率が将来的にFRBの目標である2%を上回っても、これを下回っていた期間と平均して2%に収まっていれば利上げは行わないとする考え方であり、事実上の緩和長期化宣言だ。講演タイトルが「金融政策の枠組み見直し」である事から、議長が平均物価目標に全く触れない可能性は低く、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での導入が示唆されれば、ドルを圧迫する事になるだろう。

ただ、平均物価目標の導入は、FRBが将来的な米経済の過熱を黙認すると宣言したも同然となるため、米国株の続伸を後押しする事で円売り要因にもなりやすい。また、市場はFRBの平均物価目標導入をかなりの割合で織り込んでいる。このため、米長期金利の低下が進まないようなら、二次反応はドルの買い戻しとなっても不思議ではない。ただし、この場合は米国株が崩れる可能性が高く、円も買われる公算が大きい。パウエルFRB議長の講演がドル/円相場に与える影響は、米長期金利や米国株の動向に左右されると見られるが、それほど大きなものにはならないのではないだろうか。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200827084429p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。