シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ネットロング約2年ぶりの高水準を2週連続更新
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロング小幅増】
6月23日時点で円のポジションはドルに対して2.7万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングがショートを上回る規模のポジションを積み増した結果、ネットロングは前週から0.5万枚増加。
期間中のドル/円相場は方向感が定まらない不安定な値動きとなったが、一時106.00円台に下落するなど、やや円高方向に傾いた。
そうした流れに沿って、投機筋はロングポジションを膨らませたと考えられる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ネットロング約2年ぶりの高水準を2週連続更新】
6月16日時点でユーロのポジションはドルに対して11.8万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング、ショートともに小幅に積み増しされた結果、ネットロングは前週から0.1万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は週前半こそ、ユーロ売り・ドル買いが優勢だったが、後半にかけてユーロ買い・ドル売りへと切り返した。
方向感が見出しづらい相場展開の中で、投機筋はユーロ強気・ドル弱気の見通しを変えなかった模様。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ネットショート小幅に増加】
6月23日時点でポンドのポジションはドルに対して1.9万枚の売り越し(ネットショート)。
横ばいのロングに対し、ショートがポジションを小幅に積み増した結果、ネットショートは前週から0.3万枚増加。
期間中のポンド/ドル相場は6月に入り上昇した分を全て打ち消すと、約3週間ぶりに1.24ドル台を割り込んだ。
もっとも、そうした値動きの割りにはショートポジションの増加幅は小さかった。
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IMMポジション
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