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「ドル/円、続伸のカギは米雇用統計」 外為トゥデイ 2020年6月5日号

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目次

▼4日(木)の為替相場
(1):豪貿易黒字・小売とも予想超え
(2):ECB緊急購入 予想を上回る増額
(3):米失業保険 9週連続で減少

▼4日(木)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
米5月雇用統計に注目

▼本日の注目イベント

4日(木)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200605095233p:plain期間:4日(木)午前6時10分~5日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪貿易黒字・小売とも予想超え

豪4月貿易収支は88.00億豪ドルの黒字となり、黒字額は予想(75.00億豪ドル)を上回った。また同小売売上高は前月比-17.7%と予想(-17.9%)を僅かに上回った。

(2):ECB緊急購入 予想を上回る増額

ECBは政策金利の据え置きを発表。同時に、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模を6000億ユーロ増額し、合計1兆3500億ユーロに拡充すると発表した。増額幅が市場予想(5000億ユーロ)を上回った事で景気回復期待が高まりユーロが上昇した。ラガルドECB総裁はその後の会見で「ユーロ圏経済は前例のない収縮を経験している」「必要なら全ての政策措置を調整する用意」と述べた一方、「ユーロ圏経済は第3四半期には上向きに転じる見通し」とした。ECBスタッフ予測では、2020年の成長見通しを-8.7%、21年は+5.2%などとする見通しが示された。

(3):米失業保険 9週連続で減少

ECBの追加緩和に対する出尽くし感から独DAXを中心に欧州株が下落幅を拡大すると、一時円買いが強まった。ただ、世界景気の回復期待は根強く、株安・円高の動きはすぐに収束。ドル/円やクロス円は再び上昇した。なお、米新規失業保険申請件数は187.7万件と予想(183.3万件)をやや上回った。依然として歴史的な高水準にはあるものの、9週連続で減少しており、米雇用情勢がコロナショックから緩やかに持ち直している様子が示された。同時に発表された米4月貿易収支は494億ドルの赤字となり、赤字額は予想に一致。コロナ禍の影響で、輸出が前月比-20.5%、輸入も-13.7%と大きく減少した。

4日(木)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
米5月雇用統計に注目

昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇。一時108.60円台へと調整したが、ユーロ/円の大幅高に連れて反発すると、約2カ月ぶりに109.19円前後まで上値を伸ばした。なお、欧州中銀(ECB)は資産買い入れの増額と延長を決めてユーロ圏経済を支える姿勢を強調した。ドル/円の次の上値ターゲットは4月高値の109.38円前後であり、これを上抜ければ節目の110.00円が視野に入ってこよう。

こうした中、本日は米5月雇用統計に市場の関心が集まっている。前月は非農業部門雇用者数が2000万人超減少するなど、前例のない急激な雇用情勢の悪化が確認された。その後市場には、コロナショックで大打撃を受けた米経済は4月に底入れし、5月以降は上向きとの見方が定着。そうした見方に沿って、5月の非農業部門雇用者数は750.0万人減が予想されており、減少幅は前月から大きく縮小する見通しだ。株高・円安のリスクオンの流れが続くかどうかは、この米5月雇用統計にかかっていると言えるだろう。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200605083937p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。