目次
▼7日(火)の為替相場
(1):RBA 政策金利0.25%に据え置き
(2):伊 5月4日からロックダウン緩和も
(3):安倍首相 緊急事態宣言発出
(4):NY州 1日で過去最多731人の死者
7日(火)の為替相場
期間:7日(火)午前6時10分~8日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):RBA 政策金利0.25%に据え置き
豪中銀(RBA)は予想通りに政策金利を0.25%に据え置いた。3年債利回り0.25%を目標に豪州国債を買い入れる方針も維持した。声明では「4-6月期に極めて大きな景気縮小を記録する事が見込まれる他、失業率もここ何年かの最高水準に上昇する見通しだ」とした上で「豪州が新型コロナウイルスに対処する中、雇用や所得、企業を支えるためにできる限りの事を行うと約束する」と表明した。
(2):伊 5月4日からロックダウン緩和も
新型コロナウイルスの感染拡大がピークアウトに向かうとの期待が広がる中、ドルは逃避的な買いの反動で下落。ユーロ/円は、ユーロ高・ドル安の動きに連れて上伸した。「イタリア政府は新型コロナウイルスの感染拡大ペースの鈍化が続けば、5月4日からロックダウン(都市封鎖)を緩和し始める公算」と伊紙が報じた事もこうした動きに拍車をかけた。
(3):安倍首相 緊急事態宣言発出
安倍首相は新型コロナウイルスの感染拡大を巡り緊急事態宣言を発出。東京・大阪など7都道府県が対象で、期間は4月7日から5月6日までとした。同時に、事業規模108兆円の緊急経済対策を発表。財政支出は39.5兆円程度で、リーマンショック時を超えて過去最大規模になるとした。
(4):NY州 1日で過去最多731人の死者
欧州株に続き米国株も大幅高でスタートすると豪ドル/円をはじめクロス円は一段高となった。ポンド/円については、集中治療室(ICU)に移されたジョンソン英首相は容体が安定しており人工呼吸器は使用していないと伝わった事も追い風となった。しかし、NY州で新型コロナウイルスによる死者が1日あたり過去最多の731人になった事が報じられるとクロス円は反落した。
7日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報
ドル/円の見通し:次の材料を待つ事になりそう
昨日のドル/円は、終値ベースで約0.4%下落。取引レンジは108.68-109.27円前後で、値幅は0.59円前後と2月26日以来の小ささであった。新型コロナウイルスの感染拡大が一部の国で鈍化の兆しを示す中、市場は落ち着きを取り戻しつつあるようだ。
ドル/円の108円台後半には、5日移動平均線(執筆時:108.590)、20日移動平均線(同:108.624)、100日移動平均線(同:108.980)と、短・中・長期の移動平均が集まっており、いわゆる「居心地がよい」水準だろう。「居心地がよい」108円台後半を仮の落ち着き場所として、次の材料を待つ事になりそうだ。
本日及び明朝の注目イベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。