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【今日のドル円】昨日の振り返りと今日のドル円相場見通し 2026年9月11日

ドル円レポート:米PPI急反発から今夜の米CPIへ——ドル円、154円台攻防のシナリオ

ニューヨーク市場:原油100ドル突破と米利回り上昇が主導した「ドル全面高」の1日

 中東情勢の緊迫化やサウジアラビアの減産報道を受けてWTI原油が1バレル=100ドルを突破し、エネルギー発のインフレ加速観測が高まった。さらに米長期国債の買い戻し額(51.9億ドル)が上限(60億ドル)に届かず、失望から米国債が売られて利回りが上昇(米10年債利回りは4.96%台へ上昇)。こうした環境下、NY時間に発表された米8月PPIは総合指数が前年比+5.4%と予想(+5.3%)を上回り、来週のFOMCを巡る引き締め姿勢への警戒感から米長期金利の上昇とともにドル買いが進行し、ドル円は一時154.67円まで上昇した。

 

本日11日のアジア時間:米CPI直前の静けさ——ドル円、154円台半ばの攻防と上値の壁

本日の東京市場におけるドル円は、米長期金利の高止まりを背景に底堅さを保つ一方、国内長期金利の上昇や日経平均株価の急落を嫌気した円買いが交錯し、154円台半ばを中心に方向感の出にくい展開となっている。今後の最大の焦点は、日本時間21時30分に発表される米8月消費者物価指数(CPI)です。昨日のPPIに続いてCPIも上振れした場合、米利回り上昇とともに154円60銭台の上値抵抗をブレイクし、一段高を試す展開が予想される。ただ、来週の日銀会合を控えて本邦利上げ観測が根強く、株安を背景としたリスク回避の円買いもくすぶるため、CPI発表前までは154円台前半〜半ばでのもみ合いが続く公算が大きいとみられる。

kurokawa.jpg 外為どっとコム総合研究所
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。