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ドル円午前の為替予想、米財務長官、首相・財務相と会談へ 2026/5/12

午前の為替予想は… 米財務長官、首相・財務相と会談へ

作成日時 :2026年5月12日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也

ドル円予想レンジ

156.300-157.900円

前日の振り返りとドル円予想

昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇した。米国が提示した和平案に対するイランの回答をトランプ大統領が一蹴したことで戦争終結に向けた期待が後退。原油価格が上昇する中、ドル買い・円売りが優勢となり政府・日銀による円買い介入があったと見られる6日以来の157.27円前後を付けた。そうした中で本日は来日中のベッセント米財務長官が高市首相や片山財務相と会談する。今年1月には異例の「日米協調レートチェック」を主導するなど、ベッセント長官は日本の為替政策に精通した人物として知られる。それだけに、長官が円買い介入を正当化する内容の踏み込んだ発言を行うのではないかとの観測が市場にくすぶっている。ただ、日本の対米貿易黒字は世界で7番目の規模にまで縮小している一方、米国債保有高は断トツで世界最大だ。米国の懸念は為替の円安・ドル高よりも、日本国債の下落による米国債の下落(長期金利上昇)にあると考えられる。会談の内容も国債が中心で為替は二の次になる公算が大きいだろう。したがって、会談後の円相場の上昇は限定的で、むしろ肩透かしを喰らう形で下落する可能性もあると見ている。なお、本日のNYタイムには米4月消費者物価指数(CPI)が発表される。市場の「焦点外」の感は否めないが、イラン戦争の影響を見きわめるためにもコア指数(食品とエネルギーを除いたCPI)に注目しておきたい。

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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