【ユーロ円週間予想】上値トライの動き。164円台で終えれば一段の上昇へ。161.40以下で終えた場合は下値リスクが点灯。
直近の日足は陽線引けとなり、上値余地を探る動きに繋げています。163.70-80の日足の抵抗にぶつかって押し戻されていますが、下値を切り上げる流れを維持していることや、日足の形状が改善しており、164円超えトライの動きが強まると見られます。現状は161~163円台を中心とする揉み合いから上抜け切れていませんが、164.40-50の抵抗をクリアするか、164円台に乗せて終えれば、揉み合い状態から上抜けて上値余地がさらに拡がり易くなります。逆に上値トライに失敗して161.00-10の抵抗を下抜けるか161.40以下で終えた場合は、2月に付けた154.80を直近安値として下値を切り上げて来たサポートラインから下抜けることや、揉み合い状態からも下抜けた形となり、ユーロの下落幅拡大に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は163.70-80,164.10-20,164.40-50,165.10-20に、下値抵抗は162.90-00,161.70-80,161.40-50にあります。21日、120日、200日移動平均線は161.90,161.08,161.52に位置しており、収束するこれらの線からしっかり上抜け始めており、短期トレンドは“ユーロ強気”の流れに入っています。
一方直近の週足を見ると、前週の陰線を切り返して陽線引けとなりましたが、161~163円台を中心とするレンジ内から上抜け切れておらず、揉み合いの域を脱し切れていません。一方で、2月に付けた154.80を基点として下値を切り上げる流れにあり、このサポートラインが160.90-00に位置していることから、これを割り込んで越週しない限り、下値余地も拡がり難い状態です。今週の週足ベースで見た上値抵抗は163.70-80,164.60-70,166.80-90に、下値抵抗は162.00-10,160.90-00,159.00-10,158.00-10にあります。31週、62種移動平均線は161.41と163.38に位置しており、これらに挟まれた状態が継続中ですが、そろそろ一方向へ抜け出す可能性も高いと見られます。
今週の戦略は、ユーロ買いは162.20-30の押し目待ちとします。損切りは161.40で撤退です。上値トライの動きが強まると見られるので、売りは今週いっぱい様子見か、164.60に浅い損切りを置くなら164.10-20で軽く試し売り程度に。
上値は、163.70-80、164.10-20,164.40-50に強い抵抗がありますが、全てクリアして終えれば、レンジ内での揉み合いから上抜けて、上値余地がさらに拡がり易くなります。上値抵抗は164.70-80,165.00-10,165.40~165.60,165.90-00,165.50-60。下値は、162.90-00に軽い抵抗が162.50-60,162.20-30,161.80-90に強い抵抗が出来ており、これらを全て切り崩せない可能性が高いと見ていますが、161.40-50の抵抗を下抜けて終えるか、161.00-10の抵抗を下抜けた場合は短期トレンドが変化して158~160円台の下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。可能性がまだ低いと見ますが157円台を割り込んで終えた場合は150円方向への新たな下落リスクが生じます。
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