
ドル/円、150.70円台へ上昇し今月高値更新…12月日銀利上げ観測の後退
欧米時間のドル/円予想レンジ:149.600-151.400円
東京市場のドル/円は、150円台へ切り返す展開。序盤に149円台半ばまで弱含みましたが、日銀が12月利上げについて消極的であるとの一部報道が伝わると円売りが優勢となりました。午後には150.10円台まで持ち直す動きとなりました。欧州市場では米長期金利が上昇したこともあり150.77円前後まで上値を切り上げています。
米金利先物市場では、12月FOMCにおける25bp(0.25%ポイント)利下げの織り込みが7割強、据え置きは3割弱。こうした中、週末の米11月雇用統計に向けて今夜は米11月ADP全国雇用者数や米11月ISM非製造業景況指数の結果に注目が集まります。また、パウエルFRB議長による講演にも注目です。これらを受けて市場の12月利下げ織り込みに変化があるとドル/円相場の動きも大きくなりそうです。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、移動平均線に挟まれているほか二日連続で十字線が出現し方向感の乏しさが見受けられます。ただ、当日のローソク足は安値を切り上げた上に12月高値を一時的に上抜けています。このまま151円台へ上昇するようだと200日線への上昇を視野に入れた相場展開となりそうです。
ドル円 日足チャート

この後の経済イベント
12/4(水)
22:15☆米11月ADP全国雇用者数
22:30 カナダ7-9月期労働生産性
22:30☆ラガルドECB総裁講演
22:45 ムサレム米セントルイス連銀総裁講演
23:00 マクルーフ・アイルランド中銀総裁講演
23:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
23:45 米11月サービス業PMI・改定値
24:00☆米11月ISM非製造業景況指数
24:00 米10月製造業新規受注
24:30 EIA週間原油在庫統計
26:10 ナーゲル独連銀総裁講演
27:40☆パウエルFRB議長講演
28:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
12/5(木)
08:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
09:30 豪10月貿易収支
10:30☆中村日銀審議委員講演
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界で経験を積み、2017年10月に外為どっとコムへ入社。サポートセンター業務に従事した後、2022年2月より現職。テクニカル分析を中心に、為替相場・金融市場の調査・分析や個人FX投資家向けの情報発信を行っている。
テレビ東京「モーサテサタデー」にコメンテーターとして出演。ストックボイスTVでの解説をはじめ、各種メディアへの出演・コメント実績を持つ。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』ではドル円・ユーロ円の見通しを連載。

