金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動き まとめ
9月16日、金相場は米連邦準備制度理事会(FRB)の重要な金融政策会合を目前に控え、やや慎重な動きを見せています。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、わずかに下落し、1オンス2608.90ドルで取引を終えました。これは前日比で0.07%のごくわずかな減少です。
この小幅な下落の背景には、複数の要因が絡み合っています。まず、前週末に記録した史上最高値からの利益確定売りが見られました。しかし、為替市場でのドル安傾向が、金価格の下支えとなりました。
市場の注目は、17日と18日に予定されているFOMCに集中しています。約4年ぶりの利下げ開始が予想されており、その利下げ幅が0.25%ポイントになるか、0.50%ポイントになるかで見方が分かれています。この決定は、FRBの現在の経済見通しを示す重要なシグナルとなる可能性があります。
経済指標面では、ニューヨーク連銀が発表した9月のニューヨーク州製造業景況指数が予想を上回る改善を示しましたが、市場の反応は限定的でした。
政治的な要因も市場に影響を与えています。トランプ前大統領に対する暗殺未遂事件の報道後、ドル安の動きが見られ、これも金価格を支える要因となりました。
短期的には、FRBの政策決定が金相場の方向性を大きく左右すると予想されます。市場参加者の間では、利下げ幅が0.25%ポイントにとどまった場合、金価格が下落する可能性があるとの見方も出ています。
今後の金相場を見通す上では、FRBの金融政策決定、ドルの動向、地政学的リスク、そして経済指標の推移など、多岐にわたる要因を注視する必要がありそうです。これらの要素を慎重に分析しながら、金市場の動向を見守ることになるでしょう。
最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート
30分足チャート
日足チャート
金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩上がりで推移する中、価格は移動平均線の上に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、「買われすぎ」とされる70を超えて推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
外為どっとコムのCFDについて
CFD(CFDネクスト)について|はじめてのCFDなら外為どっとコム
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
金(ゴールド)の上昇・下落変動要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。