
もっとも、結果公表(日本時間19日未明)まで時間があるため、まずは目先の経済指標を確かめながら、そして欧州株などを背景としてリスクセンチメントの見定めながらの取引となりそうだ。
本日の欧州午前にはドイツとユーロ圏の9月ZEW景況感指数が発表予定。ドイツについては17.0と前回から2ポイント弱ほど低下が予想されている。見込み通りであれば、1月以来の低水準となり、同国景気の低調さが再び意識されてしまうだろう。ユーロ圏も51超えの6月分から7,8月と低下幅を広げてきており、ドイツ同様にどの程度まで下押すかがポイントとなる。
また、ドル円の影響もユーロドルはかなり受けそうだ。昨日1年2カ月ぶりの139円台に突入したドル円だが、本邦3連休明けの朝は141円前半まで反発。もっともその後は140円台で神経質に上下している。週後半の日銀会合は据え置き見込みだが、今年中に追加利上げを見込む向きは多い。米国だけでなく、日銀の金融政策への思惑がドル円相場を不安定にしている。
想定レンジ上限
・ユーロドル、8月28日高値1.1186ドル
想定レンジ下限
・ユーロドル、9月13日安値1.1070ドル
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ