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ドル円、米大幅利下げ観測再浮上…140円割れを試すか(NY市場の見通し)2024/9/13

 

ドル円、米大幅利下げ観測再浮上…140円割れを試すか

欧米時間のドル/円予想レンジ:139.800-142.100円

東京市場のドル/円は、年初来安値を更新。前日NY市場の流れを引き継いでドルが下落した上に、日本株安が意識され円が上昇すると午後には140.64円前後まで下落しました。その後、欧州市場では141.42円前後まで持ち直す動きも見られましたが、再び下落に転じると昨年12月28日以来となる140.41円前後まで下値を切り下げました。

市場では、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)における50bp(0.50%ポイント)利下げ観測が再浮上しています。米金利先物市場では25bpと50bp利下げの見方がほぼ半々となっています。大幅利下げの可能性が残る中で今夜のドル/円は上値の重たい相場展開が想定され、昨年12月28日の安値140.26円前後が下値のターゲットになりそうです。なお、NY市場では米9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値の発表が予定されており、消費者の期待インフレ率が注目されます。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、前日に終値で142.00円を下抜けたことで売り圧力が強まり140円台へ下落しています。目先のターゲットは昨年12月安値140.26円前後であり、同水準を割り込むと140円割れも考えられます。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

9/13(金)
18:30☆ラガルドECB総裁講演
23:00 米9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
※☆は特に注目の材料

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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