午前の為替予想は… 米GDPで3カ月ぶり安値から切り返し 本日は米PCEに注目
作成日時 :2024年7月26日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
152.900-155.000円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は下げ一服。キャリー取引の巻き戻しと見られる円買いが続く中、一時152円台を割り込み5月3日以来の安値を付けた。しかし、米4-6月期国内総生産(GDP)・速報値が予想を上回ったことをきっかけにNY市場で切り返すと154円台を回復。取引レンジは151.94円~154.32円前後で、日足チャートには下髭を長く伸ばした小陽線が刻まれた。
これが下げ止まりのシグナルとなるか、本日の動きが注目される。東京市場では日銀の利上げ観測などが上値を抑える格好で伸び悩むことも考えられるが、カギはNY市場で発表される米6月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)だろう。市場予想は前年比+2.4%となっており、前月の+2.6%から伸びが減速すると見られている。食品とエネルギーを除いたコアPCEデフレーターも前年比+2.5%と前月の+2.6%から鈍化すると予想されている。来週30-31日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているだけに、連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重視するPCEデフレーターに、市場は敏感に反応しそうだ。
今朝 最新のドル/円チャート
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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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