東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は81ドル高の39935ドルで取引を終えた。4-6月期GDP速報値が市場予想を上回り、これを受けて600ドル近く上昇する場面もあった。しかし、終盤にかけては大きく値を消した。ドル円は足元153円90銭近辺で推移している。米GDPを受けてドルが買われており、過度な円高には一服感が出てきている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて40円高の37770円、ドル建てが110円高の37840円で取引を終えた。
ダウ平均はプラスで終えたものの、米国株の引け味は悪かった。ナスダックは下落しており、AMDやマイクロンなど半導体株が大きく売られている。主力のグロース株は引き続き敬遠されそうで、日本株は売りに押されると予想する。大きく下げるようなら下値は拾われるとみるが、来週に日銀会合やFOMCが控える中で日米株が今週大きく崩れたことから、週をまたぐリスクは高まっている。決算発表前の銘柄は手がけづらい中、買い手控えムードの強い地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは37400円-38000円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
