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メキシコペソ/円見通し 週足に「下ヒゲ陽線」出現・・・ペソ安は止まったのか?!【知っトク!メキシコペソ】2024/6/17

 

このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性がある要因について詳しく解説します。

執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

X(Twitter): https://twitter.com/KandaTakuya

ペソ/円、落ち着いた動き 「下影陽線」で下げ止まりか

 週明け17日のペソ相場は東京市場で比較的落ち着いた動きとなっている。フランスの政治リスクなどから日経平均は2%を超える大幅安となっているが、ペソ/円は先週終値とほぼ変わらない8.51円前後で取引されている。先週12日には年初来安値となる8.204円前後を付けたが、13日以降の反発で週足は陽線引け。それも下ヒゲを長く伸ばした「下影陽線」で、下げ止まりのシグナルと見ることも可能な足型だ。

政治を巡る懸念くすぶる 38.2%戻しを超えるまで下落リスクを警戒

 もっとも、今月に入りペソを押し下げてきたのは、右派政権の選挙独り勝ちによって生じた財政悪化への懸念と、市場軽視につながりかねない国有企業優遇策を巡る懸念であろう。こうした懸念が和らいだわけではないことを踏まえると、足元のペソの動きは自律反発の域を出ないと見ることもできる。5月高値(9.455円前後)から先週安値(8.204円前後)への下げ幅の38.2%戻しにあたる8.682円前後を超えるまでは、ペソ安リスクに警戒が必要だろう。できることなら、対ドルでも38.2%戻し(ドル/ペソの38.2%押し)にあたる18.0514ペソ前後の下抜けを確認したい。

メキシコペソ/円 日足チャート

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外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。