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大口投資家の動向は?「円ネットショート6週連続増加」【最新IMMポジション】2024/2/26

シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

目次

▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート6週連続増加

▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング増加

ドル/円

IMMポジション ドル/円

ポイント

【円ネットショート6週連続増加】
2月20日時点で円のポジションは、ドルに対して12.1万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが取り崩され、ショートが積み増されたことから、ネットショートは前週から約0.9万枚増加。
急速に進んだ円安に対して政府高官によるけん制発言が相次いだことなどが、ドル/円相場の上値を抑えた。また、米1月小売売上高の予想以上の落ち込みも重しとなり、一時149.53円前後まで下落したが、植田日銀総裁が「緩和的な金融環境が当面続く可能性が高い」と改めて示したことで下値も限定的となった。
日本政府・日銀による円買い介入への警戒感はあるものの、日銀が緩和的な姿勢を維持するとの見方から、投機筋は円に対する見方をさらに弱気に傾けたようだ。

ユーロ/ドル

IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント

【ユーロネットロング増加】
2月20日時点でユーロのポジションは、ドルに対して6.8万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートが大きく取り崩された結果、ネットロングは前週から約1.5万枚増加。
期間中のユーロ/ドルは、序盤こそ米金利の上昇の影響によるドル買いが持ち込まれたことで約3カ月ぶりに1.0700ドル割れまで下落したが、その後は株価の上昇などの影響からドルが売られたことで1.08ドル台まで買い戻された。
市場の織り込む米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始時期がさらに後退する材料が出なかったことでドル買いが一服したことから、投機筋はユーロショートポジションの調整に動いたと考えられる。


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IMMポジション


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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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